書物蔵

古本オモシロガリズム

『もし書物蔵の畏友オタどんが戦後の堀内庸村を調べてみたら』

という、超マイナーな、おそらくこの世で興味を持つ人は、福永義臣先生ぐらいしかおらんネタをば、畏友オタどんが揚げてきた。
http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20100629/p1
オタどん…
オタどんってば、超有能なレファレンサーになれるよ(^-^;) 研究者もはだしで逃げ出す…(σ・∀・)
ってか、ネット上で、日本史、国文学史などの研究者のたまごを相手に商売ができそうな…(´∀` )

探偵の文献調査と聞き込み

むかーし、横溝正史原作の映画が流行ったころ、そのテレビ放映をよくみたものだった。
ほんと、こわかったんよ(σ・∀・)
なかでも「悪魔の手毬唄」は、金田一の具体的調べがでてくるところが印象に残ってた。どっか(の図書館だかで)戦前の民俗学(郷土研究?)に載った手毬唄の歌詞をしらべてドッキリしたり、そけから、ある重要人物の戦前の経歴をしらべに三木のり平演ずる元活動弁士に話を聞きにいった時。
写真が…。
けど、わちきが同じような体験をすることになろうとは。

庸村さん

そう、あれは数年前、「国民読書」運動(ん?(・ω・。)そっくりな言葉が2010年にあるような気が)のことを調べていて、大政翼賛会実践局文化部の主要メンバーをさがさねばと思い立ち。
もちろんクニゾーたん(かの偉大なる中田邦造をわちきは勝手にこう呼んてをる!)は有名人なれば、もう、それなりの研究が蓄積されとるし(近代日本社会教育史の研究 / 宮坂広作. -- 法政大学出版局, 1968)、だいたい翼賛会はいくつかある協力団体のひとつでしかない。
文化部の主要メンバーとは誰あらう、翼賛会無給嘱託、堀内庸村さんである。
ちやうど今、ゾッキにながれとる『総力戦と文化』第二巻にて、戦後の歴史研究としては最初に、満洲開拓読書協会のごたごたに関係しとると指摘された重要人物。
それを探そうと…
しかし…
なにせ相手は昭和40年ごろに消息がふっつりときれとった。わちきは福永先生と同じ方法で推理したので(ちなみにu-senくんは先生の図書館学上の弟子にあたるとぞ)。
うんうんうなって思いついたのは。

霊界通信?!

さうぢゃ(゚∀゚ )アヒャ 霊界通信をすればよいのぢゃ(σ^〜^)

とて、さるレファ本とある種のレファ本をかけあわせることで、霊界通信の回路を開くことに成功したのであった。実際、2ヶ月かけて通信に成功す。
そして聞き込み。とりあへず、没年月日だけはわかった。
でも最初は資料もなにも残っていないとぞ(´・ω・`)
さもありなん。
だって、あれから60年ですぞよ。
ところが…
何度も話していたら、だんだん資料をでてきたのぢゃ!
写真が…
あの写真。すごかったでしょ。
結局、何度もヒアリングして詳細年譜をつくり、それをもとに記述したのが『文献継承』の記事であった(*゜-゜)

最後に

しかしオタどんが公刊資料だけで没年月日まで肉薄したのはおそれ入谷の鬼子母神
青振(というのが当時の略称)の活動の終わりも、残存出版物の年代から推定しただけで、オタどんの推定のほうが確からしいと思うし。
オタどんをば、レファ担当の首席司書官に任ずべし。