書物蔵

古本オモシロガリズム

大東亜図書館学の連載についてMさんらとにて集中討議

大東亜民俗学なる語は実際にあったが、中身はなかったということらしいが、では大東亜図書館学なるものが設定できるとして、その中身は如何というのがMさんの問題提起。
和魂洋才という言葉がある。けれど結局のところ大東亜図書館学も洋魂和才、つまりではなかったかというツッコミも。洋魂和才とはつまり、晩年の渋沢竜彦のごとく、日本人なのに(ゆえに?)オリエンタリズムに乗っかって、東洋の文物を見るというスタンス。単純な欧化主義が、文物自体、西欧のものを持ち込もうとするのに対して、文物は旧来のものをいぢくりながら、いぢくり方が、西洋的手つきであるというもの。
また、日本主義ないし皇道図書館学といったものがあったとして、では、戦後それは根こそぎ否定ないし継受されなかったのか、それとも、体制変換や占領政策にもかかわらず、日本主義図書館学の遺産で残っているものがあるのか、ないのか。
さらにまた、 かきかけ

郷土研究家名簿 / 大西伍一編. -- 農村教育研究会, 1930

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