書物蔵

古本オモシロガリズム

『新京図書館月報』キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

金曜日、久方ぶりに大学図書館なるものに潜入し、学術のかほりを嗅いだるのち、帰へったら、ドカンとおおきな紙包みが届いていた。

ん?(・ω・。) なんだろ(・o・;)

と包みを開けてみたら…

『新京図書館月報』キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

んでも(-∀-;)

代金支払いマダ━━━━( ̄△ ̄|||)━━━━ッ!!

3巻目には末尾に、解題:新京特別市立図書館について(米井勝一郎) p.303-310 総目次 人名索引がある。

模範的な復刻とは

金沢文圃閣さんとこの復刻は、必ず解題とさらに索引がつくのがよい。悪い意味での「復刻屋」さんには、単に売れるからというだけで、解題をつけずに復刻しちゃうとこもあるから。
索引をつけるのは復刻としては超良心的。といふか、索引をつけることで現代的意義すら復活する資料も多いはずなのに、復刻で索引をきちんとつけるとこは、ほんとうに少ない。人名に限っているところはひとつの見識で、図書館でさへ、事項索引語(一般件名のことだよ)をまともにつけているところはないわけで、日本語のなかでは相対的に安定した標目形をとりうる人名に限るというのは、費用対効果でよろしいのではないかと愚考する次第。
総目次でオモシロなのは、見つからなくて欠号部分があるところの一部も、載っているところ。
画像はこの復刻と、おまけで出した『動く図書館の研究』のホンモノと、最近ひろった「(朝鮮風俗)児童の読書」。くゎわいいでしょ。