書物蔵

古本オモシロガリズム

新京特別市立図書館と楠田五郎太

きのふの昼、古書会館でのこと…

起きだしたら、11時。これは古書会館へ急がねば、といふことで、キントウンに乗りて古書会館へ。
神田界隈は神輿がでてお祭りをやっているようで、各所で交通渋滞。わき道抜け道をすりぬけて古書展会場へ。
けっこうオモシロいものがみっちりあった。
ついついいろいろ拾ってしまう。ハーフノートさんが出していた古い新書からマンガ論などを1冊。U-sen君ならオモシロがるだろうなぁと思いつつ。
と、絵はがきが出ていた。
シャカシャカと見る。
おお、結構イイ感じ。
といふのも。
絵葉書の束を見る際には、つねに旧蔵者の人となりと考えながら拾っているのだが、単に旅行の記念に集めただけというのはイマイチ面白くない。寺社仏閣、滝、名勝(自然景観)、神社にお寺、松、名勝、ばかりばかりで、ショージキ、今でも同じからなのだ。
どうも、本格的に絵葉書をコレクトしてた人が旧蔵者らしく、いろんな主題があり、特にわちきのねらい目である「近代建築」が結構ある。
これは期待できそうである…
と思いつつ、シャカシャカ。
すると…
ん?(・ω・。) こ、こりはー(×o×)

トンデモめずらか外邦図書館絵はがきキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

(新京)国都に輝く新装の図書館

とキャプションにある。
ちょっと赤インクで汚れちゃってるけど、保存状態はけっこうイイ!(゚∀゚ )
これ1枚ひろっただけでも、来たかいがあったとゆーもの。お宝ぢゃ!

この図書館の「月報」が復刊された!

あたかもよし、まさにこの図書館の月報がセットで復刊、発売開始されたばかりであーる!!!

新京図書館月報満州国図書館文化雑誌〕1〜3巻
米井勝一郎 解題、金沢文圃閣、2009
新本、3冊セット
金沢文圃閣  69,300円

ちと値段ははるけど、「図書館のみでなく学術出版界、とりわけ文学関連記事を多数掲載し、満洲国文化」が広くわかるらしい。
それに国内所蔵がほとんどない。この月報を丹念に見ていけば、論文の2、3本があっとゆーまにできるということではありませぬ乎!
満洲文学史研究や満洲史研究、文化資源学なんかをやってる学部や研究所なら買ってもらえるのではないかいな。
ネットからの注文は、ざっとみたかぎり、「日本の古本屋」からできるやうだ。じつは古書店がからんでる復刻などは、新本でも「日本の古本屋」から注文ができるのだなぁ。意外なり。

楠田五郎太の導きか!

しかし、なんといふ偶然であらうかの(*´д`)ノ
『月報』が復刊されると同時に、このやうなめずらかなる絵はがきを拾うとはとは。
悲運の貸出運動家、楠田五郎太のお導きか(゚∀゚ )アヒャ
ほら、この絵はがきをジーっと見ていると、門から楠田がでてくるよ。

さらに

(かきかけ