書物蔵

古本オモシロガリズム

満洲の闇とは

満洲の闇の帝王」だった甘粕正彦は本好きであったと、佐野真一のルポで読んだ。自宅に小図書館なみの立派な書斎を持っていた。
よく、「満洲の闇」と言う。
ホンタウに闇なのは、満洲文献の非存在という闇である。
この世に文献なくンば、すなはち、闇。
あたかもよし、畏友オタどんは文献の非存在について言及してをる。

大陸講談社の『ますらを』と満洲雑誌社の『満洲良男』
http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20100327/p1

なにやら満洲側の(財)満洲開拓読書協会も出てきてびっくり。満読に興味をもつものなんて、図書奉行タン(鞆谷氏)ぐらいしかをらんと思うてをったからの。
ってか、この雑誌、いったいどこで見ればいいのかの(゜〜゜ )
端本を1冊2万円であきつさんから取り寄せれば見られるのだろうけれど、主要なOPACにないし両近代文学館にもないね。
わちきに言はせれば、

満洲の闇とは、文献の闇

なのぢゃ(`・ω・´)

ゴロウタン逸文

はてさて。
満洲… 読書… ん?(・ω・。)
とくれば、近年はまってをったゴロウタンぢゃ(゚∀゚ )アヒャ
なんとまあ、ゴロウタンの逸文があるらしいことがわかったのだ(≧∇≦)ノ 
楠田五郎太「朗読:炉辺と文学」『冬を愉しく』大陸と婦人の生活編輯部 新京:国民画報社 1944.11 p.? ※「朗読の効果を説く」ものという。当時「筆者は新京婦人読書倶楽部主事」とぞ。
さても、所蔵館が内地にも外地にも見当たらぬ(゜〜゜ )
大戦末期に外地で出版された本を探すにはどうすればよいのかの。
なーんちて(^-^;)

ん、脈絡

このまへ文圃閣主人が書いてをった会でyonei先生が「ゴロウタンは三度死ぬ」を頒布なさるよし。
あのようなおふざけ論文(けど、言ってる中身はオオマジメ)を見たら、まじめな図書館員たちは目を白黒させること必定ぢゃ(^-^;)