書物蔵

古本オモシロガリズム

先行文献を(囗にト5)

数年前1000円で買った秋岡の著作集。これに寄稿されてた清水正三の文章から、例の館界文字「囗にト」の起源論についての先行文献が見つかった。
といっても、いままでの議論の構造にはあまり影響をおよぼさないんだけどね。
清水正三「〓のルーツ」『みんなの図書館』(4)(1977.12)p.1
清水は、歴とした漢字「圕」は、当時の日本館界では使われていないが、それは「囗にト」がかわりに使われているからだという。
で、起源を知りあいから聞かれた清水氏は、いきなり秋岡氏に電話。

おそらく創案者は先生ではなかろうかと推測したからである。

なんとも直截な。

ご返事は「そうです」ということであった。

ほお。
でもなあ。
あの昭和16年の資料がなぁ。