書物蔵

古本オモシロガリズム

【図書館雑誌は】「よしの冊子」がゴシップになってるよし【永遠に】(図書館雑誌のゴシップ読み)

図書館雑誌』のゴシップ読みでわちきのブログのゴシップをゴシップ読みすたよ(・∀・)
今月号ごしっぷの前半は,ここ
さらに5/26の定期総会(2006年度)を読みすすんでいくと…

ほへ? わちき?

議案とは無関係な「6.その他」ってところで,個人会員さんからこんな発言が。
なんか,特集の巻頭論文が残りと論調がちがうってモノイイの中で,

最初の論文だけについて,『図書館雑誌』が送られてくるかなり以前に,公共図書館員が匿名でやっているブログの中で論文の中身が流れていたようである。流れるのがだめだということではないのだが

ほへー,「流れる」なんてことがあるんだ…(・o・) なんのこと言ってんだろ?
って思って,問題になってるらしい記事を確認してみたら,5月号の根本先生の論文だった…
もしかしてわちきのことσ(・ω・; ?
ってどーもそうみたい(×o×)
正直,思いもよらんかった。だって…
流れるもなにも(地方より早めに流れるとこで借りて)単にふつうに読んだだけだから*1
それとも,事務局や図問研とかに関係してると,事前にどんなのが載るか「流して」もらえるの
(・∀・)?
いやー,わちきみたいに,事務局にコネもなく図問研にも入ってない「単なる古本オタク」にとっては「流れる」なんて,ぜんぜんまったく,すこしも,言われてみるまでは,チラとも思いつきませんでしたわいわい。∩(・∀・) ∩
だいたい3ヶ月もまえの,協会の存亡や専門職運動の決定的瞬間にかかわる重大な(おもしろ)ネタを,3ヶ月もたって『雑誌』から得る,なんてどーよ。
わちきなど末端のごみくずみたいなもんじゃ。
ちなみにそんなわちきは,

【編集段階で】流れるのはイクナイと考えます【事前検閲?】

「流れる」なんてことがほんとうにあるのか,おかげさまでその余地がありそうだとわかりましたので,わちきも取材してみますわい(もちろん編集が事実誤認を正したりするのはあるでしょうが)。
雑誌の編集委員長さんが

最初の論文が事前にブログに載っていることについては,熟知していないので,調査をさせるつもりである

って答弁してるけど,調査はせられたのでしょか?でしょか??
この,わちきめには,どっからも,なーんも問い合わせ来んですが。
だいたいさぁ,そんなこというんなら,最初に疑問におもった人が,コメント欄にカキコすりゃあいいじゃないの。

もしもし,あなた事務局や委員会から情報をウラで事前に流してもらったですか?

って*2

【万機公論に】図書館大戦争【決すべし】

発言者の所属みると前川先生ゆかりの滋賀県のお人じゃないの。
やっぱ,(結果的に)根本先生にお味方したのがいけなかったのね。さらに,根本論文だけをとりあげたのも気に入らなかったらしい。でも,あの特集はもとからテンデバラバラで,あれがいちばんオモシロかったからとりあげたまで。
仮構の「図書館戦争」ならぬ,実際にある「図書館大戦争(命名者:わちき)」の余波ですの。もしかして「図書館大内乱」?
館界が予定調和的な一枚岩たるべき,だなんてわちきは思っとらんし,みんなも思うべきじゃない。民主集中制でもあるまいに。
理論闘争あり,世代間闘争ありの,ふつうの業界の側面があってよいし,あるはず。
わちきが,「日本図書館論争史」みたいなもんを作ってんのは,学説史オタクの側面もあるけど,

先人達もそれなりにケンカをしてきましたよ,どうせケンカするなら隠微・陰湿にやらず,すがすがしくやりたいですのー(^0^)/ それにはまず,論争がある(あった)ということを明らかにしておきませんとね(^-^*)

ということでやっておるのだ。
現在ただいま(ここ10年間ほど)館界は,1960〜70年代に大成功をおさめた貸出傾斜経営の修正を迫られている。改革派は(学者でいえば)根本先生とか糸賀先生とか薬袋先生とか。
それでいろんな論争がおきているわけだけど,防戦する側の「貸出もっと派」がこまったチャンな点は,どうも館界は予定調和的に仲良くないといかんと思っているところなのだ。
仲良しクラブにへんなことを言ってくる悪い奴がいる,って。
だからマンセーできないひとは,みんな敵にみえちゃう。
改革派だって,それぞれ違うこと言ってるんだし,だいたいわちきも,べつに改革派の諸先生べったりなわけでもないのにね。改革派に受け入れられる貸出擁護の理論だって作る余地あるんよ。

つまらないのは罪

あと,そーゆーノリだと,ほんと言説がつまらなくなっちゃう。
わちきも,図書館雑誌があんまりツマランもんで,読まなかった時期があったけど,「ごしっぷ読み」を編み出してからは,いちおう一読できるようになりましたがの。
そーゆー,ツマランもんをオモシロくする技は,あまり広めちゃだめですかいの。
ますます読まれなくなってしまわないですかいの。
いま協会は薄給の委託職員でもなんでも,志あるものをひろく結集すべきときではありませんかいの。
赤旗の党員版みたいに,鹿爪らしくマンセーしてたらみんな寝ちまいませんかの。
せめて日曜版ぐらいにはオモシロくしたらどうでせう。

【光輝あふれる】『図書館雑誌』よ! 永遠なれ!【100周年】

しかしまあ,おちついて考えてみれば,

1907(明治40)年以来,100年の伝統をもたんとする『図書館雑誌』に,一介の古本オタク風情が手すさびでやっとる悪徳ブログがゴシップねたとして出た

ってことだわいね。こりゃ光栄な。ブログねたが『雑誌』に載ったのは100年の歴史でこれがはじめてではないかいな。「総裁賞・甲」をクレクレタコラ。クレクレー
このブログは遠からず滅び,わちき自身滅んでも,『図書館雑誌』にのったこのゴシップネタは日本があるかぎり永遠に残るわい。

若者:このワケワカラン質問はなんのこと?
老人:これはね。あるところに悪の奉行がやっとった悪のブログがあってね…

ってな具合に昔話になるとよいのー。光栄じゃ。

図書館雑誌』vol.100, no.8 (2006,8) p.541の左下から(とんで)右上まで

ですよ。ちっちゃい文字だから老眼鏡が必要ですじゃ。よろしくご参照あれ。

*1:それにわちき館員さんやっとるつもりないし(・∀・)/ わちきって「匿名の公共図書館員」なのか… これはわちき自身も知らなんだ

*2:もちろん,そうでないからこんなことも言えるですよ。なーんだ,悪のインテリブログのわりには,あんま悪どくないってか(・∀・)/