書物蔵

古本オモシロガリズム

悪魔の文字と闘った図書館人秋岡梧郎(囗にト3)

つづきね。
去年の春だったか,所沢で1000円で買ったこれを。
秋岡梧郎著作集 / 秋岡梧郎著作集刊行会. -- 日本図書館協会, 1988.11
なんだ。ちゃんと載ってるね。
『学生カナ筆記法』という不思議な本のなかで,筆記用省略記号を自分の専門領域で作るようにすすめている。その参考として自分の作った「図書館に関する略号」を提示。
ウキャキャ,アスキアートは苦手じゃ。

          ┌─┐
図書館の略号としては│ト│
          └─┘
          ┌─┐
読書   〃   〔│礀│に/〕又は〔囗に/の枡形〕
          └─┘

読者又は閲覧者 〃 囚  〃 (○に人)

ともかくも

囗+ト〕は図書館,〔囗+礀〕は図書を開いた上体を,図形化したもので

って,読書は(囗+礀)に/を書き加えたものなのじゃ
秋岡はカナモジ運動家だったのだ。前回の画像・間宮不二夫はRomazi運動家。
そしてあちきは… かな・カナ全廃論にして,漢字羅馬字maziri文o 提唱site orunozya.

追記:重大なことを

間宮不二雄は,ヘボン式を提唱していた!
と友人から指摘。うーむ。
やはり訓令式のほうが,標記の単純化という趣旨にかなうと思う。
純化したくなけりゃあ,正字正かなを維持すればいいのだし。