書物蔵

古本オモシロガリズム

音羽館で

友人は徳永康元(訂正:千野栄一)氏の饅頭本をみつけ,買っていた。限定300部と奥付にあった。いまみたらどこの図書館も持っていないみたい(・o・;)(だから書誌事項も書けない)わちきの3倍ものしりで,わちきの3倍,めずらし本をこの人は集めているからなぁ。
きのうも,東田平治さんをめぐるある資料集のことを話したら「持ってます」だって(×o×) この人はわちきが「これ,これっ! めずらしいでしょ」っていうと大抵このセリフなのだ。
わちきは,佐藤先生の本と奇書を。
日本主義的教養の時代 / 竹内洋,佐藤卓己. -- 柏書房, 2006.2. -- (パルマケイア叢書 ; 21) 2000円
これで日本主義について少しはわかるかな。
あとこれ。
ペーパーコレクション入門 / 野島寿三郎. -- 日外アソシエーツ, 2003.2  1900円
しばらく前に買った『変態蒐癖誌』とか『おたく学入門』とかに連なる本。著者は,「「開運!なんでも鑑定団」紙くず鑑定士」ということだが… 奇書。いま見つけたら買っておいたほうがいいね。
ただ,ニチガイの装丁が大いに興ざめ。斎藤昌三ばりにもっとヘンテコな装丁にして1万円の限定本で売れば,古書価はそれ以上にいっただろうにね。ニチガイはこの手の本は出さないほうがよいのでは。