書物蔵

古本オモシロガリズム

呂古さんとこで,「貸本屋考」

会館でなんにも拾えず,失意のわちきはトボトボと駿河台下へ
げげっ! 都営バスに轢かれそうになった! いくら渋滞とはいえ,そんな歩道スレスレに走っては。
ようやくのこと交差点をわたりおわると,「呂古書房」の看板がでてました。もう(10:30),やっているのです。古本屋ってのは,午後から深夜にかけてやるもんだから,午前中に開いてるのは早起きの古本屋さん。
って,呂古さんは古本屋とは呼べないなぁ。古書店,それも,とってもの上品なのだ。女性向け。
上品なうえ,ビルの4Fなんで普段はいけない。けど,わちきの頭に天啓が。
「会館で何も拾えなかったから,普段は買えない(買わない)ようなもん,買うべし」
わかりますた。突撃ス。
ということで,女主人の統べる空中の古書店へとスルスルと昇っていきました。
で,これをショーウィンドーから出してもらふ。
貸本屋考 / 沓掛伊左吉. -- 北海道豆本の会, 1962. -- (ゑぞ・まめほん ; No.37)
うーん,ちいさいなぁ,って豆本だからあたりまえ。呂古さんは豆本の専門店なのでした。もちろん普通の本もある。愛書趣味の古本とかキレイな児童書とか。あとコケシね。
これを呂古書房で。3600円ほど。まあまあの値段。えぞまめほんだから。
と,これまたスルスルと降って,みちにでると,なんと!!!