書物蔵

古本オモシロガリズム

アングラブックカフェで「国立図書館」の残り香を

神田古書会館のアングラ古書展?へ行く。
日曜なんで,だれもいないかと思ったら…,ずいぶん並んでた。末尾につき,開場から5分おくれぐらいで飛び込む。西秋書店のブースでいくつか拾えて満足(^-^*)
江戸の文化と民衆 / 国立図書館,朝日新聞社. -- 〔国立図書館〕, 1948序 200円
どこが図書館本かというと,「國立圖書館」というところ。これは帝國圖書館が改名したものなんだけど,ほんのちょびっとの間しか存在しなかったものなのだ。だからここから出した出版物もほとんどない。その数少ないひとつがこんなに安く拾えて満足だす〜
図書館史トリビアにしかならんけど,日本語で国立図書館というと,一般名詞の national library の訳語と,固有名詞としてのの2つあるんだわさ。national library の訳語は「国民図書館」の方がいい気がするけど。
よく帝國圖書館(國立圖書館)が国会図書館になったというワカリヤスイ説明があるけど,実はちがう組織と考えたほうが図書館史的にはいい気がする。理由はまた。
アングラ古書展は古本を買うとコーヒーが飲める。じつは結構おいしい。
古書モールによる。日曜だからやってないかと思ってたらやってた。よいことだす。