書物蔵

古本オモシロガリズム

図書館講習所の入学倍率:即売会の立ち読みから

標準東京男子学校案内』の昭和13年版をたちよみ(笑)。
1ページごとに学校ひとつを紹介した本。東京は文化の都なのだそうな。
図書館講習所でてましたよー。専門学校のその他に入ってました。オモシロイのは入学倍率が書いてあったところ。7倍から10倍なのだそうな。まあ授業料無しと書いてあったから,それなりに人気だったのかなー。それよりおもしろいのは「特色:男女共学」とあったこと(笑)。まさか,この特色めあてに入学したやつはおらんだろーね。
この本全体でおもしろいのは「図書館」という項目があること。いまでも大学選びで図書館の充実度を参考にする本とかあるみたい。それと同じか。
大抵,「図書館:有」なんていう超そっけない記述があるきりなのだけど,図書館講習所,なんて書いてあったと思う?
図書館:帝国図書館を自由に利用できる」(表現はうろ覚え)
すごいよ,この学校。いま,国会図書館を自由に利用できる大学があったら絶対入学するね。そんで卒業しない(笑)
まさしく,書誌学者の森銑三はこれ目当てで入学したわけですよねー もしかしてこれ読んだのかなー
これ,昭和18年版が国会図書館にあるきりだよー,それも乙部。こーゆーくだらない実用情報の古いものはフツーの図書館じゃわからんのだよねぇ
これからも即売会でいっしょうけんめい立ち読みしよっと