書物蔵

古本オモシロガリズム

やたらにモリミー

昨日、やたらに「森見登美彦国会図書館」で検索がかかってきた。
どーやら次の記事が原因らしい。

原作者なのに取材NG!? 映画『桐島、部活やめるってよ』のPRに作家・朝井リョウが協力できない理由
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20120820/Cyzo_201208_post_11241.html?_p=1

この記事で「出版業界には、朝井が二足のわらじをはいていることを心配する向き」(匿名?)の言として次の記述があった。

「別の仕事をもっていながら執筆を続けている作家は多いですが、ほとんどは売れない作家ばかり。売れっ子がサラリーマンをやり続けるのは大変ですよ。森見登美彦さんも国会図書館の職員を辞めずにずっと二足のわらじでやってきましたが、去年、無理がたたって体調を崩し、すべての執筆を中断してしまいました。しかも朝井さんの場合は、今回のように作品の映像化などで就職先と利害が対立するケースもありますからね。先行きが心配です。就職先を辞めるというだけならまだいいですが、小説家としての活動に支障をきたすことになったら、出版界にとって大きな損失ですから」

ほへー( ・ o ・ ;)
しかし、この「心配する向き」によれば、「去年、無理がたたっ」たとのこと。
ほへほへーである(´・ω・)ノ
わちきが聞いていた話とビミョーに異なる*1が…
まあ「二足のわらじ」ってーのはウケないからねぇ。
一般にどの会社でもウケない。せいぜい大学法人(の教員)ぐらいぢゃないかなぁ。。。ウケなくもないのは。大学法人や研究所だって、事務系が書き物したりすれば、森銑三みたいにイヤな目にあふこと必定なり。
図書館の司書なんか、事務員でもなく研究者・教員でもなくその中間だからよろしいのではなないかと思ふたこともあったが、国会図書館員しながらレファレンスツールを開発した朝倉治彦氏の事例なんかを見るにつけても、必ずしもそーでもないようで。
司書のまはりには、嫉妬深く税金の無駄遣いに狂奔するクラークがいるような気がしてならんよ。
ってか、基本的に図書館員そのものが、なにやら自分たちをコーム員とか事務員とか、なんちゃって司書とコンドーしとるやうな。。。(´・ω・`)
たとへば朝倉氏のまはりにいたマジメなクラークもどきさん達は、現在の我々国民にはなにも遺産を残してくれてないのに対して、朝倉氏は、ちょっと出来は悪い部分*2があるがいろいろレファレンスツールを遺してくれてゐるからなぁ。未来永劫、日本語読者なら誰にでも役に立つ。
はっきりいって日本国民にとってどっちが有用だったかといへばもう答えは明らかなんだよなぁ…(*゜-゜)
最近(ここ10年)はそれに著作権厨といはうか「法匪」が加わってモウモウどーしよーもな。文献報国に邁進するのが司書道の本来なのにサカサに考えちゃふからなぁ。
そのまへから無定見に再製本に精を出して蘭書改装事件を惹き起こしたり、やたらにザンギョーして法外な残業代をふんだくってみたりする傾向が強まっているやうな。さっさと帰って自分の好きな事してたほーがなんぼかマシだと思うがの。
さっさと家かへって戯作*3なんザ、乙なもんぢゃないの。
しかしモリミー噂によればだんだん良くなっているとか。ってどんな噂? ってかご本人のブログにさうかいてあったやうな( ^ - ^ ; )

*1:「無理がたたって体調を崩し」たのは俸給生活者を辞めてからであったやうな。。。

*2:『明治前期書目集成』、解題がアレでは使えるものも使えない。

*3:ホントは論文書きやツール開発のほうが望ましいが。