書物蔵

古本オモシロガリズム

持ち込み

150冊ぐらい古本屋へ持ち込みをした。いまどき,持ち込み(売りたい本を直接,古本屋へ持っていくこと)して喜んでくれるのはブコフぐらいだけど…
そこはそれ,ちゃんといろいろ考えましたよ。喜んでくれる本を喜んでくれるところに。店主になんか妙に誉められました(笑)。「しっかりした本」だとか「いろいろお読みになってる」とか… おべっかなのかな…? ま,おべっかというのは,聞いてる本人がそうと気づいていてもうれしいものだから,商売としては正統なアプローチね(笑)。
築城史,ローマ経済史,社会評論,精神病学,タイタニック,給与政策,はちゃめちゃなだけのような気がする…
学者先生なのですか?」と聞かれたけど…ちがうよ。ただの愛書家。学者はもっと系統的に本を読まなけりゃ。
でも,ゴミになるんじゃなくて,また読んでくれる人との出会いが期待できてよかった。みんなおもしろくってためになる本ばかりなり〜
たとえば,『反社会学講座』。評判になる前に買ったんだけど,もう,げらげら笑ったよ〜。
固いところでは『孔子神話』。いや〜,やっぱ世界で最初の思想家ってのは,そーとーにイカレテルというのが緻密に論証されてて,げらげら笑った。でも,この本,孔子を脱神話化してるんで,むしろ思想家としての孔子が息を吹き返すきっかけになると思うよ。
わては,孔子がすれちがったという狂接輿(狂人のセツヨという人)になりたいものだす。「現実を変えようと言論活動したところでアブナイだけだよ(バカのふりバカのふり)」と言ったんだそうな。
どうも,今までのわたしは,白い紙をみると「白い白い」と言ってしまう癖があったようで。
あゝ,思い出した。『孔子暗黒伝』はまだ売ってません(笑)。でも,売っぱらっちゃおうかしらん。