書物蔵

古本オモシロガリズム

古本業界の分析的記述は

けど古本業界の構造的な説明とか分析的な説明ってあんまない。紀田順一郎さんのは,おもしろくするためか叙述的だし。けど,このまえ買った本の最後に分析的な記述があってなるほどと
神保町の蟲 / 池谷伊佐夫. -- 東京書籍, 2004.11
メインは各店の細密イラスト紹介集なんですが,末尾の文章に類書にない情報がありお得 イラストよりもそっちの魅力で購入してしまった(著者は怒るだろーけど。イラストがわるいわけではありませんよ)。とくに面白かったのは,仕入れ先の割合表(宅買い,市,せどりなど)。
けど,ここ5,6年のお店の入れ替わりをかんがえると,この本の初巻にあたる本なんか,なつかしの古本屋を思い出すよすがとなってますね
これもそうなるのかなぁ