書物蔵

古本オモシロガリズム

伊藤松彦

『大またであるく』 上品な人はこれだから…

『大またであるく』おととい読了。日本レファレンス史における1970年代のカロリング・ルネサンス――って、意味わかるよね――らしきものを求めて、その仕掛け人とおぼしき伊藤松彦の自叙伝を読んだのだが… ふしぎな本→固有名がない!(*'へ'*) ちと問題ある本、…

日本レファレンス帝国衰亡史:伊藤松彦旧蔵『参考書誌研究』(@_@;)

伊藤松彦の手沢本『参考書誌研究』揃い300円を五反田で拾ふこと 気付いてはゐたんだケド、薄汚れた『参考書誌研究』初号からの揃い15冊ほどが、たったの300円で出ていた。一冊、10円ほどか? もうツブシ一歩寸前(^-^;) ん?(・ω・。) うすよごれとるのー と…

日本レファレンス論争史につづきがあった

いま『みんなの図書館』に回顧録を連載しとる伊藤松彦氏。 こっちの伊藤さんが志智のレファ教則本(1962)が復刻されたとき(1984)、その書評で志智嘉九郎の業績再評価をしかけていたのではないか、と一度かいたが、なんとやっぱりやっていて、それも論争に…

公共図書館参考事務二十五年の歩み

公共図書館参考事務二十五年の歩み 参考業務 / 伊藤松彦編. -- 白石書店, 1980. -- (図書館学教育資料集成 ; 5)に、標記年表が載っていることがわかり、スワ、日本レファレンス史の先駆!とばかりに参照。 結果、これは『全国公共図書館参考事務研究集会討議…

志智研究(1)

レファレンス・ワーク / 志智嘉九郎. -- 赤石出版, 1962 について。 原著は1970年代はじめにはもう入手がむずかしかった。 伊藤松彦(1985)が証言している。 やっぱりめずらしい本なのね。わちきも、わちきがゲットしたもの以外、見たことないからなぁ…(*…

志智嘉九郎論文リスト(稿)

つくりかけ(というか途中で放棄) ネット上のOPACからデータを持ってきた。20cメディア研のOPACがフォローしとる昭和20〜25年あたりはかなり網羅的だが、それ以降のNDLのほうはページ数やら採録雑誌やらの制限がきびしい(=もれが多い)ので注意。 単行本…