書物蔵

古本オモシロガリズム

ち、ちかれた……それで忘れ物


二日目。前日に攻略法を考えて、実は以前、週末展に行くのにたまに使っていた旧主婦の友社を使えばよいとわかり、そこへ進撃す。久しぶりに行ったが朝8時段階で結構埋まっていた。さすが都心というところか。
前日うまく行き過ぎたせいか、内容の時代が下ってきたせいか、ややテンション下がり気味。なれど、昼に持参のおにぎり2個を控室でひとりで食べ、なんとか最後の監督までやりきる。しかしアウェイでおにぎりなんて、小学校の運動会以来ではあるまいか。
式に出る元気がなくそのまま帰るが(あとで、ちょっと出るべきだったかもと反省)、目覚まし時計を忘れて事務局から呼び戻されるという一幕も。やはり疲れていたのか……(あとでさらにメモリスティックを忘れていたと連絡あり)。
帰り主婦の友からKさんに飲もうよと架電するも、もはや帰宅済みとてMさんを古本御殿に呼び出し飲むことにす。
帰りていつものところで飲み。
帝国政府は明治初年を除き一貫して(公共)図書館的なものに冷淡であったが、学校教育には金を出し、特に帝国大学についてはそうだったので、帝大附属図書館は明治期からそれなりだったというご指摘。そうなんだよね。明治期の図書館史を書く際に、素人段階での目くらましになっちゃうのがそれ。そういや明治初期定訳「書籍館」が「図書館」に切り替わったきっかけも、帝大の図書館がメディアテークになったからだったんだった。Mさんと話すといつも啓発されるなぁ……とぼんやりと考えたことだった。