書物蔵

古本オモシロガリズム

ほほぅ、春秋会がレファレンスも支援とな

  • 『レファレンス・ワーク連絡協議会議事録』国立国会図書館一般考査部、1957〔.5〕

 〔1957年〕3月16日(土)に財団法人春秋会の格別の支援を得て当館としては初めての全国的なレファレンス連絡協議会を開催することができた。(略)
 この協議会開催の意図は我々としては決して事新しいものではなかった。機今〔ママ〕だ熟せずというか、又我々自からも余りにも微力で負担に耐えられなかったというわけで開催が遅れてしまったが、偶々春秋会の発足によって有力な後援者を得て年来の障碍を一気に解消した感が深いのである。(略)
 主催者として大変嬉しかったことは当館の従来のレファレンスの在り方についての御批判を超えて数々の激励を受けたことである。(略)
 昭和32年5月 国立国会図書館一般考査部長 酉水孜郎

これは、昭和32年3月16日、午前10時から午後5義まで、国会図書館羽衣の間にて開催された会合の記録。国会図書館と財団法人春秋会による共催。
酉水, 孜郎, 1904- || スガイ, シロウ って、とても読めません。
いまググると、国会と退職してから駒澤大学文学部の地理学専攻に行っとるね(・o・;)

酉水孜郎(すがい・しろう)(1904生、1966.4〜1982.3、1985.7.23逝去)
http://www.komazawa-u.ac.jp/gakubu/bun/geo/history/changes.html

とある。たしかこの人、地形図が国会にごっそり入った時にも手引きしとるんぢゃなかったかすら。
自叙伝でもあれば、超オモシロかろうに、ないね(*´д`)ノ
って、なんのことはない、ググったら次のにありそうとわかったので、参照してみた。

  • 支部図書館外史 p.30-31

春秋会のことはぜんぜん書いてない(*´▽`)アハハ

2020.7.14追記

テッちゃんが言うには、外史を作る際、春秋会事件も含めてかなり危ない話も聞いたと、まとめた人が言ってたとか。そのテープが残っていれば相当なものだろうけれど、残念ながら行方不明ですな。