書物蔵

古本オモシロガリズム

めづらしく学会誌にオモシロ記事

少なくとも図書館史研究の記事を見る限り、学術性が低下しつつあるやうに見受けられる俗称「学会誌(がっかいし)」(改題まへの俗称は「学会年報」「ネンポー」とかだったが)。
伊東達也「学制施行期の書籍館政策について : "free public library"としての東京書籍館の成立をめぐって」は周辺事情の状況説明はたくさんあるし仮説自体は悪くないのに、肝腎の仮説(主張)のほうがきちんと立証されてなかった。
書評のほうも、たとへば、あるところで学会のダメな例として指摘せるごとく、
https://twitter.com/shomotsubugyo/status/436520689978191872
河村俊太郎「鞆谷純一著, 『日本軍接収図書 中国占領地で接収した図書の行方』」学会誌 59(1)なぞ、「大日本共栄圏という大風呂敷」って何さ? 大東亜共栄圏なら大風呂敷かもしらんけど(σ^〜^) てか、これさぁ、書評に目を通してた編集委員は誰なの?(@_@;)
こんなことでは、司書あがりのロートルばかりの図書館文化史研よか学会のはうが学術性低くなっちまふよ(σ^〜^)
ところがぎっちょん、ひさしぶりに学会誌に面白な記事が載ってた(σ・∀・)σ
ははぁ、友人が言ってたオーバってのはこの人かぁ… 図書館学会にはオーバさんってーのは三名をるわけね(・∀・)
http://researchmap.jp/ohba

追記

友人からの通報によれバ、つぎのところに編集委員の一覧がある。
http://www.jslis.jp/aboutus/yaku_2_14-16.html
なんと(@_@;) 書評担当なんかが設定されとるぢゃあないのΣ(゚◇゚;) 
こんな担当、むかしはなかったよねぇ…
それにフシギなのは上記オーバ氏が担当なのに書いていることと図書館史系が二人も入っていること。
われらが図書奉行たんも書評担当ぢゃ(o^∇^o)ノ