書物蔵

古本オモシロガリズム

川井良介氏の雑誌研究(かきかけ)

ウィキペの「川井良介」から知った次の文章が興味深い。

  • 川井良介「私の出版研究」(初出誌:『出版ニュース』2008年7月中旬号)

http://www.shuppan.jp/general/191-20087.html
出版研究が新興ジャンルで、かの新聞学内でも周辺においやられていたこととか、新聞学会より出版学会のほうが、実務者あがりが多く、居心地がよかったこと、学会経営に入れ込んで自分の論文数が少なくなったことなどが書いてある。
あと、この人、雑誌研究がメインであるとも。百科事典の関連項目を清水英夫に依頼されて書いたとも。
といふことで、チェックせねばならんもの。

  • 「戦前期の即売ル-ト」『出版研究』8 p115〜137 1977 
    修士論文「週刊誌の流通過程に関する研究即売ルートの史的考察」を元にしたもの。
  • 「「出版」を科学するために--まず"原報"からはじめよ」『総合ジャ-ナリズム研究』24(3)p31〜34(1987.7)
  • 「雑誌の概念と類型(上)(中)」『出版研究』(23)p11〜47(1992)、(24)p9〜42 (1993) 下は出なかったようである。
  • 「戦後雑誌の判型」『』()
  • 「」『』()
  • 「」『』()
  • 「」『』()
  • 「」『』()

百科事典ではニッポニカの次の項目が見つかる。
クセジュ文庫 年鑑 ハイネマン(出版社) ベストセラー
年鑑の日本における起源を「日本では1876年(明治9)発行の『万国年鑑』(統計寮訳)がもっとも古く、ついで『日本帝国統計年鑑』(1882。『日本統計年鑑』の前身)、『時事年鑑』(1917)などが刊行された。」と。