書物蔵

古本オモシロガリズム

上森子鐵書誌(改訂版)

書誌

  • 軟派出版時代
  • 上森健一郎「市場推選―『ジャングル』を読め」『文藝市場』2-2 p.60-65 (1926.2)
  • 「ヤリ付団旗の許しを受けに 近づくメーデーを前に諒解を求めに 本年の参加者は一万人」『東京朝日新聞』(1926.4.22)夕刊  p.1 自由労働組合?評議会の上森として登場
  • 上森健一郎「巡業の旅から曽我迺家五九郎」『読売新聞』(1926.6.7)夕刊p.9
  • 日清紡の争議 昨夜円満に解決 二項は遂に撤回す」『東京朝日新聞』(1926.6.19)朝刊 p.7 評議会の上森として
  • 上森健一郎「[雨の日の偶感]堀木克三氏へ(上)」『読売新聞』(1926.9.17)朝刊p.4
  • 上森健一郎「[雨の日の偶感]堀木克三氏へ(下)」『読売新聞』(1926.9.18)朝刊p.4
  • 上森健一郎「晴雨計」『読売新聞』(1926.9.22)朝刊p.4
  • 上森健一郎「≪十月号特別読物≫金の十字架―宗教は阿片なり―(小説)」『文藝市場』2‐10 p.68-73(1926.10)
  • 上森健一郎「文化と思想(感想)」『文藝市場』2-6 p.〓 (1926.6)
  • 上森健一郎「『大衆』創刊礼讃(書籍市場)」『文藝市場』2-4(創作号・明治異聞) p. (1926.4)
  • 上森健一郎「≪創作≫小鳥の死(小説)」『文藝市場』3-2 p.70-77 (1927.2)
  • 今東光「[感想アルファベット]中」『読売新聞』(1927.3.20)朝刊p.4
  • 上森健一郎メーデー参加実記(ルポルタージュ)」『文藝市場』3-5 p.5-8 (1927.5)
  • 上森健一郎「文芸運動の任務に就て―林房雄君に教示を乏ふ―」『文藝市場』3-4 p.58-62 (1927.4)
  • 上森健一郎「[芸術の本領に]上」『読売新聞』(1927.4.3)朝刊p.4
  • 上森健一郎「迷惑」『読売新聞』(1927.4.5)朝刊p.4
  • 上森健一郎「[芸術の本領に]下」『読売新聞』(1927.4.7)朝刊p.4
  • 西谷操「[廃頽大津絵節]江戸末期の夢よみがえる上」『読売新聞』(1928.8.21)朝刊p.4 ※病妻を抱えた青年出版者として言及
  • 映画興行時代
  • 「高田・岡田両俳優突如、同情退社松竹やぶ蛇に大狼狽ほか」『読売新聞』(1931.9.3)朝刊p.7
  • 「更に男女優9名、挙って脱退? 黒幕上森氏の超特作的声明 映画王国に大地震」『東京朝日新聞』(1931.9.4)夕刊  p.2 「映画界の黒幕」として「松竹資本の暴虐」を9/3大阪ビル・レインボーグリルにて訴える
  • 上森健一郎「松竹窮余の策に女優封鎖の戦術か東亜の策謀説も飛び出す▽北村氏語る」『読売新聞』(1931.9.4)朝刊p.7
  • 「急に消えてまた一つ「新会社」伝明プロを新「黒幕」が声明ほか」『読売新聞』(1931.9.5)朝刊 p.7
  • 「伝明一派のプロ会社計画現る 黒幕の黒幕登場す」『東京朝日新聞』(1931.9.5)朝刊 p.7 写真あり
  • 「全く混線の映画王国騒動 黒幕また新声明をとばし、松竹側でも声明」『東京朝日新聞』(1931.9.5)夕刊 p.2
  • 上森健一郎「<本号特輯 蒲田騒動の真相>原因する風評(ダークホースとして活躍せる氏h事件の原因を展開した)」『映画時代』11-5 (1931.11)
  • 「溝口監督、突如日活を退く裏面には親友の例の上森氏」『読売新聞』(1932.4.5)朝刊p.7
  • 「日活脱退組がまた独立プロ 入江、中野、溝口の組合せで」『東京朝日新聞』(1932.4.7)朝刊  p.11 写真あり
  • 軍需産業時代
  • 「[展望台]文壇競馬党のしてる人々」『読売新聞』(1939.5.27)夕刊 p.2
  • 総会屋時代
  • 高橋代三「鎌倉カーニバルを演出する男:日本の夏をあやつる怪物上森子鉄」『週刊公論』2(31) p.26-29(1960-08) ※新しい奥さん
  • 上森子鉄 ; 宮元昭雄 ; 鈴木政徳 ; 大宅壮一「社長サンよく聞ーけよ――人、われを〝総会屋〟と呼ぶが(座談会)」『文芸朝日』4(6)(1965-06) Z051.6-B5デジデジ
  • 橋爪健 著. 文壇残酷物語. 講談社, 1964. ※ビンボーな新聞配達少年(p.26-27)橋爪は「〈文芸市場〉の出た大正十五年のころからの知り合い」
  • 日本精工株式会社「回想今里広記編集委員会 編. 回想今里広記. 日本精工「回想今里広記編集委員会, 1986.5 ※「今里さんとぼくとの交わりは、昭和十一年の夏のおわりごろ、東京築地の有明館という旅館での初」。東京方面で唯一の知り合い。「昭和三、四年頃」エロ出版で知り合う。
  • 原秀男 [ほか]編. 匂坂資料.5 (検察秘録二・二六事件 1) . 角川書店, 1989.2. GB521-E94 ※(142)軍要上森子鉄ノ言動ニ関スル件報告「通牒」(横憲高第二〇一号)270
  • 没後 上森研究
  • 「(TEMPOビジネス)大物総会屋「上森子鉄」の黒幕人生」『週刊新潮』(1989.8.31) p.16-17
  • 「戦後史の“陰”また1人逝って「昭和」遠く(SUNDAY HEADLINE 社会)」『サンデー毎日』68(41) p.23 (1989.9.3)Z24-15 8/16没腎不全
  • 香村啓文「偉大なる「裏方」上森子鉄氏のこと」『月刊times』13(9) p.86〜89(1989.10)
  • ―「キネマ旬報-大物総会屋・上森子鉄氏の忘れ形見(AERAリポート)」『Aera』4(16) p.62 (1991.4.9) Z24-918
  • 丸山実「「総会屋ではない」といい続けた上森子鉄(崩れ始めた裏社会のパワーバランス;4)」『月刊times』19(3) p.52〜56 (1995.4)Z24-766
  • 伊藤博敏「日本株式会社に巣食う総会屋の正体-証券、銀行に続き、三菱・日立グループ東芝にも捜査のメス([特集]追跡!「闇取引」の構造)」『週刊東洋経済』(5459) p.42〜45 (1997.11.22)Z3-38
  • 黄金の砂の舞い : 嵯峨さんに聞く / 栗原澪子著. -- 東京 : 七月堂 , 1999 ※大草実に出版で融資(p.286)
  • 受川策太郎「明治生れ、金沢豪放双士の記録:日本映画界を改革した巨人」『石川郷土史学会々誌』(34)p.113〜124(2001.12)※父・上森捨次郎(安政6年-大正8年)のことも
  • 松本清張 著. 形影 : 菊池寛佐佐木茂索. 文芸春秋, 1982.10. 195p ※菊池に経営指南したのは佐佐木だという上森説を紹介。
  • 中田潤 著. 競馬怪人. 流星社, 2002.4. 212p
  • 平山城児 著. 川端康成 : 余白を埋める. 研文出版, 2003.6 ※鎌倉の屋敷で平山は上森に同人誌の件で1度会い無心する。
  • 香村啓文「財界、興行界の裏方として君臨最後の総会屋上森子鐵物語:昭和史の裏と表を駆け抜けた波瀾万丈の生涯」『月刊TIMES』 1回(2006.4) p.25-33, 2回(2006.5) p.31-39, 3・最終回 (2006.7) p.27-39 〔第1回〕終生の師・菊池寛の知遇を得て財界、興行界の裏方として君臨/〔第2回〕古川ロッパ一座を陰で支え興行界の実力者に/第3回・最終回 昭和史の表と裏を駆け抜けた波欄万丈の生涯