書物蔵

古本オモシロガリズム

列伝に収められたる上森子鉄伝があるとぞΣ(゚◇゚;)

いや驚いた(@_@;)

http://homepage2.nifty.com/junkt/pi/kei/kei.htm

競馬怪人

競馬怪人

これに上森子鉄伝があるといま気づいた(゚◇゚;)
わちきも略伝をかかむとて、文献リストを創ったりしてをったのぢゃが。。。(#+_+)
いやぁ、やっぱす目をつけていた人がいただすねぇ(*´д`)ノ

人物文献「索引」のなれの果て。。。(・∀・`;)

かういった、列伝に書かれたる伝記といふのは重要で、これが最初に開発され、法政大学の「日本人物文献目録」や日外などが続いたといふのは調べものをした人ならバ誰でもしってをらう。

  • 人物文献索引 / 国立国会図書館参考書誌部編. -- 国立国会図書館, 1967.8-1972.3. -- 人文編: 昭和20-39年刊行分 , 経済・社会編: 明治以降-昭和43年刊行分 , 法律・政治編: 明治以降-昭和46年刊行分

なれど、この国会さんの輝かしき「人物文献索引」の続きがどーなってをるのか知ってをる人は存外少ないのではあるまいか。
http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/databases.php
ここにのっとるなんだかわけらからんものたちに、バラバラになりながらかろうじて命脈を保ってをる。
人文編が「日本人名情報索引(人文分野)データベース」に、法律・政治編が「近現代日本政治関係人物文献目録」に、そして経済・社会編は……、どうなった???┐( ̄ヘ ̄)┌
これは端的にいって、1970年代に大学図書館界で流行ったレファレンス部門のdepartmentalization、主題部門化がマイナスに働いた例だねぇ(・∀・`;)
今回の上森の例のやうに、人というものは、特に世間的にそれなりの働きをした人は多面的に活躍するもんなんよ。
上森っていへば、有名な総会屋さんだけど、経済人としてはなるべく目立たないほうが得な商売なわけで、有名な時期の表看板はキネ旬の社長さん、つまり、映画人であり出版人ということになるし、戦前は菊池寛の書生ちゅーことで近代文学大事典にきちんと立項されてをる。しかして今回みたやうに、列伝として最初に出た伝記は、にゃんと競馬人の列伝に収められていたといふわけ。
最初から、この人は○○ジャンルの人でござーい、なんちゅー調べ方(検索戦略)や、さういった検索ツールの開発設計といふのは、端的にいって間違い。
いやサ、造るさい分担するのはかまわんけど、同じ構造のデータが一度に引けなけりゃあ無意味(にちかい。少なくともかなり効果が減殺されるちゅーわけだわさ)。
基本的に本物の主題専門家たりえない司書なぞは、むしろジェネラリチーをば活かすべきで、たとえば人物文献索引を創るんなら、なるべくジャンル関係なく引けないといけない。
そしてわちきみたいな調べものをする人が引いて、

ん?(・ω・。) 上森ってばてっきり、映画人、文学者、総会屋としての情報しか入手でけんと思ってをったが、かやうに競馬人としても有名で、そっちで伝記が書かれ列伝に収められとったのかーΣ(゚◇゚;) ジャンル横断的な人物文献索引があったおかげで、わからんもんがわかったよ。ありがたやありがたや。。。

って、感謝されるべく、昭和40年代のレファレンサーが開発したものなのだねぇ人物文献索引は。
って、もう何十年もまへにコンセプトが解体してしまってゐたとは。。。言っても無駄だねぇ。。。
代替的に目次情報を検索したら、むしろこっちのほうに上森のデータがでたーよ(σ^〜^)σ

ほへー(・o・;) である(。・_・。)ノ
上森は憲兵に報告書を作られるぐらい、重要人物だったんだねぇ昭和初年。