書物蔵

古本オモシロガリズム

古書販売目録についての座談会

不図おもいたちて千代田図書館なる座談会「気になる古書目案内」へ。
エレベーターんとこでu-senくんそっくりな人がいた(σ^〜^)
そのu-senくんにゲラを見せられるも、ハテナ、すっかり忘れとったが、ああそうぢゃったと思い出した(;´▽`A``
座談のほうはといへば。。。
いや、予想していたよりずっとオモシロく勉強になった。
中身についちゃあ、そのうち千代田図書館のサイトにUPされるだろうけれど。
古書販売目録において、列挙書誌から分析書誌・解題書誌へ、という流れを見て取ることができた。
話の流れは、まず自己紹介。中野書店さん大屋書房さん海ねこさん日月堂さん、それぞれ。

中野書店 S21 久留米で本屋 しばらく三鷹→古書センターOPEN時に神保町へ
大屋書房 M15 纐纈房太郎 浅草 市の中座 出版も
海ねこ 2003年 ネット専業で始める 大人向けの思い出の本 2009.7目録no.1 現在no.7
日月堂 1991.11開店 古本屋はいまがどん底→よくなる?と… 2002.2表参道へ3坪浮世絵屋と 2009同じビル10坪

というころらしい。
最初に司会の中野さんが有名な『日本志編』(巌松堂、昭和3年)を紹介。それから現在のそれぞれのお店の目録についてお話。戦前の『日本志編』が列挙の雄で、いまのネット時代に紙目録をだしている方々はおおむね解題目録という図式。でも中野さんなんかはあえて列挙派とか。
いろいろオモシロい話があった中でイチバン心に残ったのは、日月堂さんが古道具か古本か針路を迷った時のご父君の言葉。最近、紙モノ集めへ進出して、同感なので(;´▽`A`` まあこれは千代田のほうに出るでしょう。

せっかくの紙目録の流通は?

個人的に思ったことは丁寧に作られた紙目録が普通人にアクセスするチャンスがなかなかないこと。いやわちきは中野さんのは送ってもらっとるけど。
現状では『日本古書通信』の受贈目録欄を見るしかないのだろうけれど、いったい古通は何部流通しとるのかの。月の輪さんみたいに定価をつけて売るという手もあるけれど。。。
何年かまえまでの東京駅地下街の金井書店さんが古書目録の閲覧サービスをしてくれていたけれど、もうないし。
あゝ、本の街の案内所に閲覧スペースを設けるとか、あるいはブックカフェならぬ、古書目録カフェをつくればいいのか(゚∀゚ )アヒャ