書物蔵

古本オモシロガリズム

『ビブリア古書堂の事件手帖』読了 附.超かんたんな古本屋小説史

きのふ、かへりの電車ン中で、古本屋小説を読了。

古本屋小説史

わちき、中学時代にSFや星新一にはまった挙句、小説類はあまり読まんようになってしもーたのだけれど、古本屋小説と図書館小説だけは、それでも読むことがあるのだわさ。まぁ古本屋小説は戦前、トービス星図(せいと)が『日本古書通信』で開発し、1970年代にトップ屋・梶山季之が『せどり男爵数奇譚』で展開し、1980年代に紀田順一郎先生が「古本屋探偵」もので本格化させたと云ってよいのではあるまいか。全面化したのはデクネタツロウさんの1990年代ぐらいから。

大売れ本

で、次の本が「大売れ本」であるとて読んでみた(。・_・。)ノ

ところでコレ、2巻はあるのに初巻が国会サンにないのはなぜ? って、こんなことが今でもあるんだなぁ。びっくり。
それはともかく、思ったよりオモシロかった。
女主人公は、普段は小心で人見知りをするのに、本の話になるとスウィッチがきりかはって、!`・ω・´)oシャキーン、となるという設定なのだけれど。
あたかもよし、「小生これで人見知りをするたちなので……得意な本の話に持ち込めれば何とかなりますが」と、まるで小説の登場人物のやうな人をわちきは知ってをるゾ(・∀・)

追記:モデルの古書店は?

公文堂さんがモデルかという説があったらしいが。。。
http://d.hatena.ne.jp/kohbundou/20111031
まあ取材対象だったということだろう。