書物蔵

古本オモシロガリズム

牧治三郎と京橋図書館

森センセとのダベリングで、いろいろ固有名をおそはるんだけど絶対に忘れちゃう。んで、その場の紙切れに書いておくのだが。
「京橋の印刷史」「牧製本」といった際のメモからいろいろ検索するとオモシロ。

牧治三郎 タイポグラファ群像*003 -- 花筏
http://www.robundo.com/robundo/column/?p=1369

他にも稲岡さんの論文とかがネットでひっかかるから、どうやらこれは、紙型の歴史の重要文献であるらしい。こーゆーのがイチバン見つけづらいんだよなー。
で、そのひととなりが上記に載っていたというわけ。

牧治三郎は「オレが死んだらな、そこの京橋図書館に『治三郎文庫』ができる約束だから、そこでみられるさ」と述べていたが、どうやら『治三郎文庫』はついに実現しなかったようである。その蔵書は(おそらく)神田S堂を通じ、すでに二度にわたって大量に古書市場に流出して、事情通の古書店主らを驚愕・仰天させたそうである(N古書店店主談)。

ほへーである。旧・東京市立四大図書館ンなかでは、わりあいとイイ線いっていた京橋も、平成になってからは没落していたようである。しかし、千代田といひ、深川といひ、京橋といひ、昭和末年から平成に、軒並みダメダメになっていたというのは、職員個人の問題ぢゃあ、ないね(*´д`)ノ
「毛布五十年」ちゅーメモもある。