書物蔵

古本オモシロガリズム

そろそろ、酒井テイ?

『文献継承』掲載記事に引用されたりして、なにやら日本図書館史研究に隠然たる影響力を及ぼしそうな気配のあるオタどん。
最近、酒井テイ氏に興味があるやう。

瀬戸内寂聴の夫だった酒井悌国会図書館副館長
http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20110430/p1
国立国会図書館副館長酒井悌
http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20071220/p1

わちきもオタどんに触発されて、ぢゃなかた、拙ブログ発祥の前から酒井さんについては注目してをったところぢゃ。

2005/1/1(土) ブログ記事予告
総務はラインかスタッフか:酒井悌の憂鬱

記事予告はオタどんと知り合ったMSNブログ時代からのもの(。・_・。)ノ
しかし、自分でも忘れとったよ、このネタ。たしか、国会図書舘の「月報」を読んだ際に気づいたネタで、かの人望のあつかった酒井さんすら、国会の小役人に手を焼いたというエピソードであった。これを読んだとき、やはり同様の小役人に腹が立っていたような覚えが…( ^ - ^ ; )
でも、こーいったことは、やっぱ典拠となる紙資料を読んでないとわからんのぢゃ。だから、オタどんみたいに紙資料を読んでネットにUPするのはすばらしーが、紙資料も読まんと、ネットにupする連中は嫌い(*'へ'*)

ウィキペディア国会図書館の項はアテにならん

たとえば、ウィキペディア国会図書館の項を見ると、なんだかとってもヘンテコ。この項目が立項以来、ある部分が明確に間違いなのに、誰も直さんの。
いちばんヘンなのは、「著名な職員」という項目で、あんまりヘンすぎるので、しつこく編集履歴を調べてみたら、どうやら1990年ごろ同社を辞めた元調査員が自分知っている人を無定見にUPしたらしい。その直後、ばっさり削除されたのに、少しヘンな人が残っている。だから、ヘンテコなんだよね。たとえばリストの最後の2人、「北海道大学スラブ研究センター准教授」という人と「フリーアナウンサー」という人物が出ているが、この二人が図書館事業や日本の学術活動にとって、なんらかの意味で意味のある人たちとは、(ご本人たちには申し訳ないが、これもウィキペディア批判のためと思うてくれい)どーしても判断できないんだよねぇ。
一方で、上記リストに、酒井ヤスシがない。高橋徳太郎もない。これぢゃあ一時期、館界に影響力をもった「テイトク(悌・徳)体制」がないもドーゼンぢゃないの。だから、これは歴史的に意味のあるリストではないんだわさ。倉田卓次さんみたいに、1年もせずに辞めた原武史氏とかあがってるから、ぢゃあゴシップ的なキョーミのリストなのかといえば、ごく最近まで職員だったらしー有名作家の名前がなかったりもするんだよなぁ。ヘンなの。歴史的意義もゴシップとしての面白さもないリスト。こんなリスト見て、「ウィキペディアにも載ってます!(から、重要人物だ)」ぐらいのことを編集に言ってくるアフォも社員でおられるようですよ。知(痴)のデフレスパイラルぢゃ。