書物蔵

古本オモシロガリズム

ホへホへだす

やれやれだす。午後からずっと松井栄一国語辞典にない言葉を読み、かへりの車中でも読むべ。
国語辞典にない言葉 / 松井栄一. -- 南雲堂, 1983.4. -- (叢書・ことばの世界)KF93-18
つれづれの時間つぶしに、かやうなる本を読んだ。
いま国会OPACを引いてみると、この後、続々と本をお出しになっているやう。
ことばの事例の羅列は、まぁそこそこオモシロかったが、結構オモシロかったのは、意外とプリミティヴに用例集めをしていたんだなぁ、ということ。流布本から用例をだしてきたら、じつはルビが流布本で変えられていて、用例としては原本の出版年のものとしては使えなかったり(その流布本の刊行年の用例にはなるが)、あるいは、原本の重要性にきづいて、明治100年より5年くらいまえに古本を集めはじめて、結構うまくいっていたら、あっというまに古書価が上がってしまった話とか。
あまり図書館を使っていないように見えるのが意外。昔ふうの学者さんだからかしら。(・◡・)