書物蔵

古本オモシロガリズム

へんな夢をみた。

むかし住んでいた中村橋に古書げんせが移転してくるというもの。入ったらずいぶん白っぽい。現実と逆さですな。
そこで(なんで?)、久しぶりに『古本屋探偵の事件簿』を読み始める。
大学生の頃、絶版文庫の蒐集を趣味にしてをったが、その頃、小宮山書店の4階(だったかな?)は文庫本コーナーになってをって、どれも高くて当時のわちきには買えなんだことを思ひ出した。とはいへ、さまざまな名もなき(歴史に埋もれた)文庫本の実在感を得られたのはよかったが。
「事件簿」で本が崩れるのにまきこまれる話があるが、いや、今年だったか本当にそんな場面を目の当たりにし、ずいぶん感動したことであった。友人がまきこまれるところであった。