書物蔵

古本オモシロガリズム

『本の雑誌』「特集・古本お宝鑑定団!」(2010.6)を買ってみた。

この雑誌を買ったのは10年ぶりぐらいか。
いや、古書現世の若主人(向井さんid:sedoroさん)がいいことをいっていたので(*´д`)ノ

向井 (略)高いといわれていても、古本って基本的についている値段と実際に売れる値段って、ちょっと違うんです。高値つけてても、内心はこの半分じゃなきゃ売れないな、とか。
浜本 なるほど。
向井 だから、たとえばアマゾンのマーケットプレイスで高くついていても、それを信じて同じ値段つけちゃうか、これは違うなと半分の値をつけるかで経験の差が出る。

マケプレ空売りの電脳せどりも出たりして、価格が数万(ひどいのになると数十万)から1円まで乱高下する。
じつはまっとーな古本屋さんには相場観というのがあって、長期的には変動しても、「こういった本はこれぐらい」とか、「この本は○○だからダブついていてもこれぐらいはいける」とか、「価格形成力」があるのであった(と、これは某先生のうけうり)。

平成20年代初頭の古本価格は1500円ぐらいがよい

向井 実は千五百円っていうのが古本の値段としてはベストなんですよね。古書目録を作るときでも千五百円の本をいっぱい集められるかどうかがポイントになる。

なるへそ。平成22年の値ごろ感は1,500円にあり、と。たしかに自分の感覚でもそう。
本郷のほうの本屋さんが50p.のパンフに15,000円つけとったけど… たしかにめずらしい本なれど、あの値段では…(せめて半値なら、フラフラと買ってしまったであろうが…(^-^;))
あと、アホアホ本のヒトが、高円寺の古書会館(この平成の御世に下足をとる!)で、お客に、一刻も(といっても数十秒)早く会場に上がるため、レジ袋をスリッパ代わりに履いているヒトにおどろいたと書いていた。いや、あそこじゃ一度、殺気立ったオジーサンにつきとばされて、すりむいたことがある…