書物蔵

古本オモシロガリズム

件名輸入の失敗をうまく説明すること

森さんによく件名標目について体系的説明の意義を説かれるのだが…
カード目録時代(1990年代までか?)、日本で件名目録をまともに維持していた図書館は全国数千の図書館で数えるほどであったはずで。
わちきはその原因として件名委員長を長く務めた山下栄のヘンテコ理論(といふか、日本主義的な論理)があることまでは気づいてをったのだが。
さっき、なぜ山下栄がヘンテコ理論を発明せざるをえない破目になったか、についての仮説(説得的な説明体系)の着想を得た。
件名目録の原理があまりにシンプルすぎたことと、後進の立場から浩瀚LCSHのlistを見てしまったからだろう。