書物蔵

古本オモシロガリズム

件名標目

国会図書館における件名付与の歴史とその改革の中途半端性および原因について

Mさんがこの本を再評価しているらしい。 本邦六大、中堅『漢和字典』をこきおろす / 小原三次 編著 モノグラム社 1972 その流れで、件名の標目形などにつきご下問。 とくに、上記のように形式細目自体が主題になっている本について。 1990年代から国会図書館…

教科書に明白なマチガイが載っていて

めずらしく司書課程の教科書なぞを読まんとす。しばらくまへの『図書館界』の教科書匿名比較記事で評価が高かった覚えのある樹村房『資料組織概説』をば。 件名のとこを読もうとして、いきなり、マチガイがでてきて鼻白んでしまった。 たとえば「フランス料…

件名輸入の失敗をうまく説明すること

森さんによく件名標目について体系的説明の意義を説かれるのだが… カード目録時代(1990年代までか?)、日本で件名目録をまともに維持していた図書館は全国数千の図書館で数えるほどであったはずで。 わちきはその原因として件名委員長を長く務めた山下栄の…

神保町で近代日本書誌学徒を相手に件名の失敗の話

けふはこれから神保町へ 扶桑さんの古書展でなにか拾えないかと(^-^;) 神保町で 「特輯・出版新体制と児童図書」『少国民文化』2(3) (1943.3)を拾う。 ちょいちょいとつつかれたのでダレカと思ったら森さんであった(^-^;) 古書モールでおちあってドト…