書物蔵

古本オモシロガリズム

昭和13年刊「分布図集成」の持ち主は

今月はじめ、風呂オケのまん中で「(゚∀゚ )アヒャ」と叫んだのは、まさしく『雑誌愛好』(12)〜(14)が揃いで古書目録に載っていたからであーる(`・ω・´)
20部ほどしか刷られてなかった趣味誌をば、70年の時を超えて入手するとは書物蔵は運がイイ?(゚∀゚ )
果たして運なのか、「合理的」探索ゆえか、それとも…
時をかける書物蔵ぢゃ( ≧∇≦)ノニャハハ
ところで、わちきが奇跡的にも入手せる『雑誌愛好』そろいには、「惣郷文庫」なる印が捺されている。
ん?(・ω・。) そーごーっていへば…

惣郷, 正明 (1912-1993)‖ソウゴウ,マサアキ

ぢゃん!(σ・∀・)σ
没後、惣郷コレクションは散逸したといはれていて、まさしくその片鱗として、『雑誌愛好』が目の前にあらわれたといふわけかぁ(*゜-゜)
散逸の話は数年前の古書合戦にて聞いたが、それを拾うことになるとはとは。
と…
なんとまあ、ソーゴーさんってば、きちんと古通に書いていたのだ(゚∀゚ )アヒャ

図書新聞社から昭和四十二年古書店地図帖が出て、地方の古書店探しに役立つが、京都の教員であつた辻井甲三郎氏の「雑誌愛好」が昭和十三年に全国主要都市古本店分布図集成を特集として、京城、大連、台北などの外地を含めて三〇都市を掲げたのがその先駆であつた。(p.2)
惣郷正明古書店漫歩:旅行の楽しさ」『日本古書通信』(377) p.2-3 (1975.9))

ちなみに創刊以来、膨大な量のある「古通」から、上記の記述をどーやって探し出しているのかといへば、そりゃあ簡単。グーグルブックぢゃ。
かきかけ