書物蔵

古本オモシロガリズム

図書館小説

オタどんが以前おしへてくれた図書館小説の連載が単行化されたので読んでみた。
おさがしの本は / 門井 慶喜/著 . -- 光文社 , 2009.7 (N)913.6

感想

んー、んんーっ というところかな(´∀` ) ちと登場人物が類型的にすぎるかすら。
まあ技法上の問題点を少し。わざとムツカシイ古風なコトバを使うとこがあるけれど、もっと全面的に使うか、あるいは平易にするかどちらかのほうがよいのでは。ちなみに「暴戻(ぼうれい)」というコトバは「支那」というコロケーションになるのでいかかが。「暴戻なる支那兵は」などと、戦前の新聞では盛んに使われたので。って、レファレンス・クエスションをばひとつ。

日本語のコロケーション辞典はあるか? あるとすればどれ? ない場合、近似するものは?

先月号だったかしら、『図書館界』の後ろのほうで、これと『決壊』を比べて、こっちのほうが図書館業務がよく書けているぐらいのことが書いてあったけど、あっちは図書館はダシにすぎないから比べものにならんような気がするがの。
プロレタリア文学評論みたいに、政治目的にそぐうから評価するというスタンスは、あまりよろしくなくってよ。

ちとオモシロなとこ

なんとまぁ、日本図書館学史序説 / 武居権内. -- 早川図書, 1976 が出てきた(・∀・`;) もちろん中身はカンケーなくって書誌事項だけなんだけどね。
てか、この本についてやいのやいの言ふのって、(少なくともネット上では)わちきだけなのだが…
ん?(・ω・。)
わちきのブログみた?(σ・∀・)σ