書物蔵

古本オモシロガリズム

大東亜ト学の新レファ本?

金丸裕一先生の差金?で『中国紳士録』なるレファ本が復刊されるようだ。http://www.yumani.co.jp/detail.php?docid=397
いちど大東亜トンデモ学にからむレファ本を<神保町のオタ>さんのブログをもとに紹介したけれども、今回の復刻はまた、日本言説空間に新たなレファ本をシュツライさせたといってよいでせう。
とくに広い意味でのレファレンス・ツールというものは、既存の資料の読み替えで対応する部分が大半で。なんども何度もクドすぎるぐらいクドくゆーけど、人文学に、国家が率先して予算をそそぎこむようなことなんてありません!
このレファ本を出した「満蒙資料協会」という団体を主宰していた中西利八なる人物についても解題で金丸先生が謎解きをしているらしく楽しみo(^o^)oワクワク
出たら、大陸帰りの図書館人酒井悌、江井洋三(志智嘉九郎)、斎藤毅あたりをひいてみたいところ。