書物蔵

古本オモシロガリズム

言説空間と実態のめくるめく格差(業界バナシ)

思わず虹色のトロちゃんに誘い出され、何年かぶりに図書館用品の見本市「図書館総合展」に行ってみて痛切に感じたのは。
業界誌に代表される「言説空間」と、業界の「現実」とのあまりに乖離していることといったら!
もちろんこの「総合展」は、利潤を追求してやまない悪徳「商業資本」のくわだてであるという性格はぬぐえんが。って、見本市だからあたりまえなのだけど(^-^;) 商人は利をとってナンボですからのぅ。
図書館雑誌』 『図書館界』 『みんなの図書館』 など、実務系?の雑誌しか読んでないと、この、図書館総合展的な現実がじぇんじぇんワカラナ〜イですよ。
その『図書館雑誌』で匿名の公共図書館員であるなどと、アリガタ〜い邪推をされてしまったわちきも、せどり師になりてはや○年。
図書館の現場情報などは入らんから、いったいなにがドーなってをるのか、実務系?業界誌に頼らざるをえんのだけど。
ほへほへ。
じっさいに現場を廻っているヒトに聞いた現実やら、この「図書館総合展」的現実やらが、上記の代表3誌に反映されることはあまりに少ないといえませう(まぁ、『図書館雑誌』にチョットは、というとこか)。
そう、TRC系の『図書館の学校』とか、キハラさんとこの『LISN(リスン)』とかぐらいかなぁ。もちろん『情報の科学と技術』とかもそうだけど。けどこれは専門図書館向けだから。一般図書館むきじゃないなぁ。
あっそーだ。こんど「図書館関係誌のイデオロギー的配置図」を作ろおっと(・∀・)
って、また業界初だから、既存の業界人みんなにいやがられるだろうなぁ…
でも、思いついちゃった以上、やるのだ(`・ω・´)ゝ
って、現役だったら、こんなこと怖くてできないよガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル

わけいってもわけいっても、世間

日本では学界すら世間だと喝破したのは偉かったと思うよアベキンたん
ナベキンたんはご存命だけれども

追記(2006.12.29)

図書館総合展とは。
図書館むけ商品の見本市である。
ブックトラック(本運びの台車)とか有体物もあれば、データベースなんかの無体なものもある。
商業主義である。
あたりまえである。
オトナである。社会人オヤジの世界である。
なにがなんでも、わちきみたいな古本オタクの世界ではない!
で。
ビジネス支援の講演を聞いてみた。
演者のアジが上手い。
あぁこれは。自分が若くてヤル気があれば、参画してしまうだろうな、という雰囲気。
今のわちきはそうではないので、「なるへそ、やっとりますな(・∀・)」って感じで見てたんだけど。
とくにイトガッチのアジに舌をまく。
トモンケンの某氏が事務局にいたけど、転向したようにみえてしまった…