書物蔵

古本オモシロガリズム

学会バナシ2つ

昨日のつづきで

ホンモノの日本図書館学会(昭16)は
日本図書館学・会 
ニセモノの日本図書館学会(昭28)は
日本・図書館学・会
たとえると、
Society of Japanese Library Science と
Japan Society of Library Science の違いね(・∀・)
うーむ(゚〜゚ ) これもわちきの大東亜図書館学コレクションに入れたいもの…

ところでライパァ

面白がってジャパン・ソサエチーのホムペみてたら、「LIPER報告書」なるものが公開されてた(ライパァと読むらし… うぬっ!Iをアイと発音するとは。やはり戦後の学界は英米主義であったか!)。
いまの司書資格はダメダメだから違う資格をつくる、ついては専門大学院だけじゃなく検定試験もやるよ、というもの。
キタ━━━━ヽ(・∀・ )ノ━━━━!!!! 検定試験。
昭和12年2月から昭和19年12月まで7回行われたという検定試験復活か?
竹内絜「わが国の司書検定制度について」『図書館と出版文化』(彌吉光長先生喜寿記念会 1977 p.336-321
竹内さとる氏の論文をさらりと読んだら、改正公立図書館職員令(昭和8年6月30日公布)に奏任官・判任官待遇の職員の資格要件にしたらしいんだけど、有資格者が業務を独占するようなもんじゃなかったらしい(そこらへんが竹内論文ではよくわからん)んで、あんまイミがなかったみたいだけど。
このときの「司書検定試験」は文部省の任命した「検定試験委員」が実施したという(ちなみに日本主義の学会は無関係)。
平成の検定試験は、文科省でも日図協でもなく、学会がやる(正確にはやりたい)というのが違うとこですな。

図書館史は〜?

で、らいぱぁのサイトにはたくさん文章があるんだけど、おもしろいのは表の部分。

  • 第一部 研究成果報告 表 現在の省令科目で不足している内容

で、どの科目でも電子がらみが足らんというのは当たり前として、おもしろいのは、「児童サービス論」に「読書心理学」が足らんというてをる。(゚∀゚ )アヒャ 読書問題児のことかしら?
もっとオモシロなのは。
科目「図書及び図書館史」が空欄になっていること。なんと! この科目には足らないものはないのだ。
などと。
これはきっと、「図書及び図書館史」そのもの全体が不要という高踏表現なのでは…あやすぃ〜