書物蔵

古本オモシロガリズム

新聞記事の拾いもん

新聞ってったって専門紙・業界紙なんだけど(^-^;)

おや、こんなところに図書館学批判が

『東京人』の編集長だった粕谷氏インタビューが『週刊読書人』(2006.12.1)に。
フツーだと途中で次の記事を読んじゃうんだけど、なんとなく最後のほうまで読んだら…
「人間の魅力と誠実さで評価/愛書家をもっと作らなくてはいけない」などというフワフワした中見出し。これで読むのやめようと思うも。
なぜか惰性で読み進むとイキナリ

図書館は本当に本が好きな奴がやってないんですよ。だから、地味ないい本が図書館に入らない。貸本屋と同じになっちゃって、ベストセラーを(後略)

ははぁ、これはいわゆる「無料貸本屋」批判なわけですが…(・∀・`;)

それから図書館学という学会〔学界?〕が非常に問題あると思うね。

エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

有資格者でも本についての理屈をいうけれども本当に本への愛着がないね。本好きというのはやっぱり編集者だよ。図書館学の連中は出版社の実情を知らないね。本がどう出来るかについて全く知らない。彼らは管理しているだけだから。(後略)

うーむ(゚〜゚ )
図書館情報学に出版流通論がないという知識量の問題なのか、それとも本というパッケージ・メディア(の中身)へのコミットメントが足らないという姿勢の問題なのか、ちょっとよくわからんです。
「好き」「愛着」というコトバを出しているので、おそらく後者なのではと思うけど。もちっと語ってくれると助かるのだが。
わちき、図書館学批判のコレクターなんよ(・∀・)

(o゚д゚)o「図書館総合研究所」って?!!

もうひとつ、これもびっくりトリビアねたなんだけど
新文化』(2006.11.23)p.3で、図書館総合展でTRC石井会長がしゃべったことの概略が記事になってる。これは便利と読みだしたら…
話題がテンコもりでそのワリに字数がすくなくてレジュメ項目みたいな記事。
パラグラフごとにブログ記事1個にはなる。
書き出すと。

〔TRCが業務委託を受けている〕八〇館で一〇〇〇人近いスタッフが働いている実態がある。

とか…(ホヘーまるで図書館省みたい(・o・;)…)

ホームレスが入館すると、利用者から臭気を理由にクレームがくる。しかし、臭気を理由とした入館拒否は不可能。ガードマンの配備、入館書の発行も図書館法に反する。

とか(ホントにホントなの???)
まあいろいろなんだけど…
イチバン(゚∀゚ )アヒャなのは…
そんな図書館だけど絶対的に優勢な「集客力」を「(出版社も)利用しない手はない」
そのために、

すでに設立した新会社「図書館総合研究所」でこれらの構想を具現化していく考えだ。

キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
トソウケン
そういえば、こんな本もありましたなぁ…
「図書館総合研究所」構想に関する検討 (特集 国立国会図書館における研究・研修機能の充実に向けて--国立図書館としての役割)
図書館研究シリーズ. (通号 36) [2000.03]
って読んだことないけど(゚∀゚ )アヒャ
あわててググったら、

株式会社・図書館総合研究所

だって。