書物蔵

古本オモシロガリズム

図書館オーラルヒストリーの嚆矢?

このまえたった500円で拾った
岡田先生を囲んで / 岡田温先生喜寿記念会. -- 岡田温先生喜寿記念会, 1979.6. -- (図書館の歴史と創造 ; 1)
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岡田温を囲む座談会記録。帝国図書館時代,国会図書舘時代,図書館短大など大学時代の3回にわけて1978年に記録したもの。
書き込みしまくり。だって。
図書館ゴシップ満載なんだもの(^-^*)
てか,もちろんフツーの人がただこれだけ読むだけじゃあ何がゴシップか,わからない。
けど,それぞれの事項に補助線をあてがうと,あら不思議。どれもこれもがゴシップに見えてくる。
○○部長と○○部長が急に退職ってあるけど,ああ,ここにははっきり書かれてないあの件ね,ってな具合。これ,注釈版出したら絶対にオモシロさ10倍にはなるね。(しかし,一緒に座談に参加してる連中は知ってて聞いてたのだろうか?)

本がなくなる話

わかりやすいほうで例をひとつ。

赤坂離宮で開館したときに,(中略)あそこは自由に入れて,どこからでも出てゆけるので,本がなくなるんですね。

(×o×)国会図書舘でも本がなくなるんだ!

それで(中略)出入口を改造して取締りができるようにしてほしいということが館議に出たんですよ。(略)〔それに対して〕金森さんは「いいじゃないか,なくなったって(笑)。(略)どこかで誰かがその本を読んでくれれば,それで結構ではないか」といわれるのです。(以下略)

スゲーなぁ憲法大臣。文化人してる。(・o・;) 管理者としてはマズイけどね ( ^ - ^ ; )

ほんもののスキャンダル?

っても,帝国図書館時代だから,もうスキャンダルにもならんか。
あたかも今,畏友がまた図書館ネタを拾ってきてくれている。
帝国図書館員朝倉無声の図書破壊疑惑
これって,まさしくビブリオクレプトマニア(bibliokleptomania)だね。
宮武外骨の全集って索引あったっけか。