書物蔵

古本オモシロガリズム

証文

出版ニュース』(7月中旬号)をパラパラと…
図書館ネタがある。
メインは千代田区立図書館がこれから地場産業ともいうべき出版文化との連携を強化しますよ,という長いもの。
そのマクラに,なかなか耳の痛いことを。2つ。
レファレンスなどを強化さすべしという門下省のご提案,正しくはあるが10年遅いと。出し遅れの証文と。
そしてそれを許してしまったのが「図書館天動説」だとも。要するに図書館を中心に世の中が廻っているという見方が館界にあったという。
そうゆー意味では昭和40年代以降の館界論客達に戦後責任をとってもらうしかないね。図書館史の出番ですよ〜
てか,これにはわちきも少し責任を感じるのー。「司書よ人事異動せよ」論争(1997)の時に,問題提起をした人に会ったことがあるのだ。
もちっと伊藤さんを応援すればよかったのう…(って1990年代半ばじゃ手遅れだったかしら)。

追記(200612.30追記7.24作成)

柳与志夫「出版文化としての図書館」『出版ニュース』(2006.7中旬)
「天動説【図書館版】」といいかえると、もっと分かりやすいかな。
「出版文化を消費する図書館」→「出版文化を育て、支援する図書館」

千代田区立の概要

( 本 館 )  千代田図書館九段南) 旧・駿河台図書館東京市立4大館の1つ)
(本館の分館) まちかど図書館×2(神田・昌平) 学校図書室と併設
(地 区 館)  四番町図書館
※区役所が新庁舎に移転するので本館が一緒に新しくなるという。
新しいサービス(出版関連事業)