書物蔵

古本オモシロガリズム

五反田で地図図書館学を拾う

おくればせながら五反田古書会館に突撃〜 でも初日じゃないから,なんとなく腹にチカラが入らないよ(´・ω・`)ショボーン
ということで5分も遅刻して開場へ…
やっぱり二日目だからヒトはちらほらしかいないのー,と1Fのガレージ均一部分を廻りはじめると。
('0'*)あっ,この薄モノは!
参考書誌研究. (通号 42) [1992.11]
でました図書館本。それも最近,興味をもつようになった地図図書館学についての記事があったよ(^-^*)  世界の地図図書館--成立と概況 / 鈴木 純子
いろいろ勉強になるなぁ。地図図書館(室)ってのは相対的に大規模になるから,国立図書館に付設されるようなものが多いとか,世界戦争,とくに二番目のものによって大量に作られ利用された地図の受け皿として地図図書館が拡充された話とか,欧米における「map librarianship」の発展についても。ほとんど邦文では唯一のものじゃないかなぁ。map curatorshipって同義語もあるのね,知らなんだ。further readingとして使える参考文献もあるし,これはお得な200円。
ほかにも,『地図に見る江戸八百八町』なんていう東大の展示会図録もひろう。300円。
と,ちょっと期待できるかもと階段をあがって行きましたが,本の本は結構あるのにぜんぜん買えず(´・ω・`)ショボーン
と思ってたら,1冊,地図図書館学を。
古地図研究 / 日本地図資料協会. -- 国際地学協会, 1978.12
付図欠で1890円。付図なくてもいいのだ,論文が読めれば。ずいぶん安いなぁ。付図があれば相場は1万円ちょっとするらしい。
ぱらぱらめくると,およよ,明治初期のアトラス,なんて論文が。日本に於けるアトラスの歴史に興味があったんだけど論文なんぞないだろーと思ってたよ。これは調べるとっかかりになるね。
地図関係の本って,高いモノは妙に高いからねー(ほとんどは安いが)。このまえも『測量・地図百年史』が付図欠で3万円で出てたけど,あっというまになくなってたからなー。
帰りがけに,いったん出て缶コーヒーで休憩して,また均一へ。
地形図に関する作業 / 北田宏蔵. -- 古今書院, 昭和9
こんなのひろえました(^-^*) 300円。安い〜