書物蔵

古本オモシロガリズム

商品基本情報センター

東大出版会の広報誌「UP」を読んでいたら,最後の編集子のページにでてきた。この雑誌は表紙裏の日本造船史(安達裕之)が面白かったんだけど,本文はあんま読まなかった,ってこれも本文じゃないね。
有限責任中間法人・日本出版インフラセンター」が標記を設置して来年1月から情報を収集,配信するそうな。
当面は実務を書協に委託するとも。
じゃ,今までと何がちがうの?といえば,

ポイントは,発売前に情報を送るということである。取次に見本を提出しない社もこのセンターに基本情報を送っておけば遅滞なくモノが流れる。(強調は原著者)

('0'*) これって,図書館学用語でいうCIP(シップと読む。cataloging in publication)だね。米国では大昔から議会図書館がやっている。
でも,インターネット普及初期に書協(出版社が主体)がぶちあげたbooks.or.jpが,結局取次(流通業者)の書籍データベースにかなわなかったという事実があるからなぁ。