書物蔵

古本オモシロガリズム

書評

もうはるか昔、森さんから某先生が手がけた書評の日本史を聞いた。
本好きだったので、書評にも興味がある。
本が出たら書評も出ることになる。ただ、一般紙だと、本の良いところを指摘した販促っぽいものにどうしてもなってしまう。そのためにこそ専門誌、学術誌の書評があるのだと思うのだが、一般紙となんら変わらず、褒めるばかりでちゃんと欠点を指摘できていない書評がふえてきたような気がする。できれば気だけであってほしいが。
もちろんそんな書評を書いちゃった学者の責任ではあるのだが、実はその専門誌、学会、学界の責任もあるのではないかと思う。ちゃんとした学術的書評がでない学問は、要するに堕落したダメな学問になっちゃってるということだ。

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