書物蔵

古本オモシロガリズム

ジャンプの早売り(^-^;)

ネットで話題の@pugyurataことカラサキ・アユミ女史『古本乙女の』解説に拙者が書いたごとく、ジャンプの販売にはご法度として早売り現象が発生していた。そのことが次の記事に書かれていた。

当時、すでに雑誌の早売りが業界内で問題になっていた。1日でもどころか1秒でも早く「少年ジャンプ」を読みたい子どもたちは、独自の情報網で早売りを察知し、自転車に乗って駆けつけていた。出版社も取次も早売り撲滅に躍起になっていた。だが当時、筆者が会ったある書店経営者は「早売りができなくなるなら店をたたむ」と真顔でいっていた。零細店の早売りは、コンビニに対抗する唯一の手段だというのである。

永江氏は、書籍は雑誌流通に便乗していたと喝破しつつ、その雑誌、特に少年ジャンプがあまりに売れすぎるためにそれに出版界全体がよりかかってしまい、新しい流通形態を展開しなかったと批判しているね。