書物蔵

古本オモシロガリズム

メディア史をやっている人

土屋先生が成田龍一との対談でこんなことを

メディア史は、結局、今までの歴史的研究とか社会心理学、社会史でもいいのですが、そこではちょっと飽き足らないという人達がやっているように思います。具体的に言うと、日本近代史研究出資の人と、私のように社会学とか社会心理学の分野の人と、あとはマテリアルなもの、つまり雑誌とか新聞とかの古い物が好きでコレクションをしている人と、三系統ぐらいある。この寄合がなかなか面白いわけです。
つまり、純粋にアカデミックかというと、そうでもない。歴史系の人、社会学系の人はそれぞれ学問的エリアがあるのですが、コレクターの系列の人は全く個人的な感心で面白いからいろいろな現物を集めている。(p.12)

これはその通りで、某出版史家も、某コレクターのコレクションを使うことではじめて著書を書けたとは森サンの見たてであるのぅ…