書物蔵

古本オモシロガリズム

拙ブログのまとめ:日々是趣味の人

十全外人さんやそのフォロアーの方々に、ちょと誤解を生みそうなので、拙ブログについて一応の交通整理。
十全外人さんらの会話↓
https://twitter.com/gamayauber01/status/490444358831726592
>本についてのものすごく面白いブログ
うーん(゜〜゜ )どこいらへんがオモシロだったかがムズイですのぅ。自分のことって、わからんもんなんよ。最初、2005年ごろは古い図書館本(いはゆる、library & information science)の古本を手に入れては、それの感想を書いてたブログだったんだけど、むかし古本屋にならうかと思ったこともあって、古本本or古本屋本(古本流通についての本)も集めてるんで話が古本の話一般にひろがったんだった。
わちきがなにがしかオモシロなエントリを挙げとるのならば、そりゃあ、図書館論に古本屋の知識をあてはめ、古本論に図書館学的知識を持ち込むからなんだよね。
日本の図書館や司書がダメなせいで古本及び古本屋が人文・社会系研究に決定的なまでに重要ちゅーのは日本の特性(通弊?)で(http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20130518/p2)、けどそれらに関する言説は組織化されてをらんので、いささか教条主義的な英米図書館情報学の日本versionのごとく整理すると、結構いろんなことが見えてくる。それをやっとるわけ。
まあ日本固有の問題(日本の古い本)に英米的な学問(図書館情報学英米主流)をもちこんで分析てふスタンスがおほいので、Mさんなどに「書物蔵さんは買弁的知識人(σ・∀・)σ」とか「バナナだ(-∀-;)」(表面は黄色いがなかは白)といはれたりするc(≧∇≦*)ゝアチャー
さうかうしてゐるうちに、図書館本からは「大東亜図書館学」という前代未聞のフシギジャンルやら、古本屋本では個々のオモシロ古書店史、図書館本と古本本の交叉からは、過去の出版物のジャンル史なんかが飛び出してきとるんよ。
まあディシプリンとしては図書館情報学、出版学、出版史、書誌学といったところなんだろーけど、基本はオモシロガリズム、つまり趣味の観点を堅持したひと思ふとるのぢゃ。最近のモットーは

日々是趣味の人

とゆーのも、確立したディシプリン固執すると、新しい事象や新しい観点を見つけることができなくなるからねぇウン(*-ω-)(-ω-*)ウン
あと、あらゆる事象を歴史にしてから理解するのがわちき好きで、これはかっての歴史趣味によるもの。だから古本、出版物、図書館といったものすべてを歴史的に考えたい。言説、たとえば出版研究や図書館情報学でさえ、研究史、学史として考えたいという趣味・傾向がある。
>記事が膨大
もう9年まへ(2005年1月)から、メモがはりに書いとるから、たしかに膨大。2005年ごろ、本にする話があったけど、編集が大変で結局できんかったからね(゜〜゜ )
といふことで、ジャンルごとに過去記事をご紹介。

古本・古本屋史

出版・出版物史

古本・古本屋の話よか、ちとマニアックかもね。

  • 代謄写とは
    http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20060805/p1
    明治半ばから昭和30年代まで、ある種の出版物に刷り込まれた言葉が、なにを意味していたのかについて。実はこれにつき同時代文献以外で説明した文献って、なかったのよ(σ^〜^) じつはこれ、全国図書館や大学からよく検索されるエントリの一つ。キーワード「代謄写」をクリックなすればその後判明したこともわかるよ。
  • 総会屋雑誌とは:2ちゃんもつかいよう
    http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20120417/p2
    業界誌・業界紙の歴史を調べやうとしてたら、実は「業界紙」という言葉すら忌避される状況が昭和時代にあって、その原因が「取り屋雑誌」≒「総会屋雑誌」にあると気づき、総会屋雑誌の歴史の先行文献を調べたらほぼ皆無といふことも判明。無手勝流に調べはじめたといふワケ。
  • 取り屋新聞、総会屋雑誌の自分史?
    http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20130506/p5
    自分がなぜ総会屋雑誌の予備知識を持っていたかにつき、意外な証拠がでてきた(〃⌒∇⌒)ゞえへへっ♪

まあもともと雑誌の歴史にはキョーミがあったのだ。特に雑誌研究の歴史とかね。
(かきかけ

図書・図書館史

(かきかけ