書物蔵

古本オモシロガリズム

文庫本落ち

文庫本落ちが早まっているとぞ。

以前、単行本からの文庫化は最低でも二年のインターバルをとってというのが、一種の不文律であった。それがこの五年くらいひのあいだで、文庫化までの期間は早まってきている。極端なものは単行本から半年で文庫にという作品まで登場してきた。(p.6)

  • 稲垣伸寿「小説のサバイバル」『図書』(812)p.6-9(2016.10)