書物蔵

古本オモシロガリズム

宮田昇『図書館に通う』の本当の論点→「ペーパーバック」革命未だ成らず!

出版ニュース』の2013.8下旬号のとううんしせつに、宮田昇『図書館に通う』について、

日本でも英米のように、単行本をそのままペーパーバック化するのを早めれば、図書館で新刊待ちをする人はそちらへ流れるだろうと書いていたのについて書き落とした

これは宮田も気づいていることだが、日本の「新書版」「文庫本」ともに、米英でいう「ペーパーバック」とはかなり違うものであるという。具体的には、質が良すぎる。ゆえに、本当の意味で廉価でない。

ただ小谷野先生は、「買う数の多い漢字を含む日本語でうまくいくかどうか」「欧米に比べて日本の商品は売っている状態での見た目を良くする傾向がある。これが日本人の好みだとしたら、〜売れないのではないか。」と
かきかけ