書物蔵

古本オモシロガリズム

岐阜市立図書館も最初は私立公共図書館ぢゃったΣ(゚◇゚;) 

オタどんが削除処分本『邪淫戒』について調べとったので、著者をさがすべく、昭和前期にでてゐた『仏教年鑑』巻末の人名鑑を見ていたのぢゃが、探しとる人物は出てこなかったに、オモシロな図書館人を発見すてすまったo(゚ー゚*o)(ノ*゚ー゚)ノ
いまググると、なんと、岐阜市立図書館を創った人らすぃ〜

沿革
1923年(大正12年)2月16日 - 北川弥三松が財団法人岐阜簡易図書館(同市加納永井町)を設立
1927年(昭和2年)6月 - 矢橋亮吉の援助を受け、同図書館分館(同市八ツ寺町、2階建)を建設。
1936年(昭和11年)12月 - 本館に児童室を増築
1945年(昭和20年)7月 - 戦災により分館が焼失
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%90%E9%98%9C%E5%B8%82%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8

まとめると。

北川彌三松は1874年2月11日兵庫県生まれ。専門学校卒業後、すぐ鉄道省に入り35年間奉職。岐阜駅長となる。退職後、図書館事業を志し、1923年、財団法人・岐阜簡易図書館を開設。1927年、同館分館設置。1936年本館に児童室を増築。1937年ごろ岐阜県方面委員。

といったところ(´・ω・)ノ
いやぁしかし、岐阜市立図書館よ、おまへもかo(^-^)o

『仏教年鑑』巻末

北川弥三松 図書館を二ヶ所経営其他社会事業△電話三三八二△岐阜県稲葉郡加納町七三△明治七年二月十一日兵庫県生△趣味、仏教書閲覧△日蓮上人の崇拝者にして三十五年間鉄道省に奉職、退職後(八年間)専ら社会事業に従事し其の一部として図書館二ヶ所の経営をなし居れり。
仏教年鑑 昭和9年版 p.人事篇101(274/392)

北川弥三松 △図書館経営岐阜市ツ寺町一)(同市外加納町永井間町一)△電三三八二、三八三〇、振替ナゴヤ六八〇五△岐阜県稲葉郡加納町永井町一ノ七五△明治七年二月十一日兵庫県生△趣味、宗教書△鉄道省奉職三十五年、退職後専ら社会事業を従事す目下図書館二ヶ所経営閲覧料全部無料。其他社会事業数多。
仏教年鑑. 昭和10年版 p.人事篇94(273/406)

昭和11、12年版は10年版とほぼ同じ。

北川弥三松 日蓮△図書館二ヶ所経営、傍ら岐阜県方面委員△岐阜県稲葉郡加納町永井町一丁目七六△電三三八二△明治七・二・一一兵庫県生△趣味、仏書△専門学校を出て直ちに鉄道に奉職、在職すること三五年退職後、図書館事業を志し現在に至る、その傍専ら種々の社会事業に携はる。
仏教年鑑. 昭和13年版 p.人事篇112-113(274/408)