書物蔵

古本オモシロガリズム

大阪古書月報を読む:水曜荘主人、植原路郎

昨日、月ノ輪から得たる標記月報にオモシロき記事。

水曜荘主人こと、酒井, 徳男 || サカイ, トクオ

  • 水曜そう主人「できそこない」『大阪古書月報』(84)p.6(昭和34.1)

僕は文字通りの雑学で、まとまったものを書いたことがない。水曜ソウ主人なんて気取った筆名を用いているので、人は、宗匠頭巾でもよく似あう還暦すぎの爺さんぐらいに思うかも知れぬが、青年と葉いわずとも中年のバリバリだ。

ほほぅ、「中年のバリバリ」とな。「もっとおぢーさんかと思った」といはれた書物グラに似てをるのぅ。そして。。。

ただ趣味が、古本とゲテモノという老人趣味なだけだ。

あはは。わちきそっくり。
そう書いてる人は、限定本製作者、水曜荘主人こと、酒井, 徳男 || サカイ, トクオ -
参考:http://blog.goo.ne.jp/rubaiyat_2009/e/35d0cbdb0ed546f20162e4d720b6dfd2

尾上政太郎という大阪一番の呑んだくれの古本屋が、酒が呑みたい一心で、わざわざ上京したとなれば、上役の眼を盗んで、おおよく来た政やん!と相抱いて新橋、銀座と呑み痴れて歩く、それが正真正銘の僕の正体だ。

ええのぅ。わちきも。。。

神保町のオタといふ京都一のトンデモ本収集家が、古本が買いたい一心で、わざわざ上京したとなれば、上役の眼を盗んで、おおよく来たオタどん!と相抱いて新橋、神楽坂と呑み痴れて歩く、それが正真正銘の僕の正体だ。

なのぢゃ!

植原, 路郎, 1894-1983 || ウエハラ, ロロウ も

ほんとに小さな、埋め草記事。

近ごろは値段を数字で記しているが、大正年間までは符牒を使っていた。

これは古本の値段が交渉で決まっていたから。
大正期に古本の定価販売で鳴らしたのは、かの、岩波茂雄であることは、古書通なら誰でも知ってをらう。

ほとんど所蔵のない大阪古書月報

こんなにオモシロな月報なのに、国会に占領期マイクロがあるのと、大阪府立児童にちびっとあるっきり。
国会→[11号(1948.11.11)-14号(1949.3.15)]
大阪府立→<199>1983/01/25-<210>1985/12/20