書物蔵

古本オモシロガリズム

大阪天満宮で業者に伍しつつ古本屋史料を拾ふこと

オタどんが古本まつりに行けずくよくよしとる間に、わちきが替はって征ってきたo(^-^)o

車中で図書館学

つれづれにつぎのものを読む。

いや、これは侮っていた。この論文はとてもよい、てふか、司書課程の省令科目改訂でできた図書館経営論でこれに言及しとらんのばかりなのは、チト信じがたい、ってかせっかくの教科書なのに学術的でないものばかりてふこと(。´・ω・)?
それはともかく中身でいふと、PRとマーケティングのドッキングは、パブリック・リレーションズのパブリックと、マーケティングの対象が拡大して、対象としてパブリックスが出てきちゃって、それがドッキングするんださうな。こハ、非営利組織ならではの現象かと思ふ。

百均でR本かかへこみっヾ(*´∀`*)ノ

新大阪から梅田へ、さらに閉店した古本屋を左に見つつ地下道をばつっきりて、地下鉄道を乗り継いで大阪天満宮へ着いたのは開場数分まへ(^-^;)

10時になると同時に均一台のブルーシートが取り払われ――ちゅーか、古本マニアが勝手にとりはらちゃふ――たので、均一台を見てまはる。
んー、今回、あんまないなぁとて2回まはったら、お、こりはΣ(゚◇゚;)

  • 建築・都市・住宅・土木情報アクセスブック 菊岡 倶也/編著 学芸出版社 1995 (建築技術選書・特装版)

これタイトルがいまいちなんだけど、中身はいまでも有効なレファ本なんよ。もう10年以上まへにこの本の評判を聞いて、さがしまはったらどこにもなく、たうとう著者ご本人にもらひに行ったというシロモノ( -Д-)ノ 100円なれば当然、拾ふ、ってゆーか、このまま置いといたら、こがいなプレミアついてもおかしくないもんが、ツブされちゃふからねぇ(゜〜゜ ) それともわちきがひねって売らうかすらん。さう、5、6千円ぐらいかなぁ。。。 建築文献の調べ方でこの本に言及してないのはモグリだよ(って現在でも) むかしはかやうな文献をつくるやうな専門図書館人がゐたんだなぁ。。。これ1995年刊行の第二版なんだケド、国会図書館にないというシロモノ。

古書目ひとやま

均一台はこれで満足して会場をまはる。ん?(・ω・。) 段ボール函んなかに、なにやら古びたものが… こ、こりは、古書目ぢゃあないのΣ(゚◇゚;)

と、わちきが掘り出してたら、ぴったりとなりについた人がをって、わちきた見たものを順番に、また見ている。途中で気づいたんだけど、なんとオタどんも通ふてふ梁山泊の御主人Σ(゚◇゚;) どうやら、京阪神の古本屋史料を個人的に集めとるらすぃ〜(^-^;)
さすが関西にもかやうなる奇特な御仁がおられるか、とて、関西方面はあっさり譲る。

なにか研究なさってをられるのですか?

と言われ、ええごにょごにょ、と生返事。まさか、ええそのとほりで、千代田図書館に所蔵せる巨大な反町弘文荘コレクションをもとに壮大な近代日本古本屋史を立ち上げたいと目論んでをりまして…、などと吹くわけにもいかず(・∀・)
函んなかには古書目だけでなく、出版社のPR誌的月報があったんで、ここにいくつかご紹介( -Д-)ノ

  • 『刀江刊報』2(昭和4.8.1), 3(昭和4.9.1) ※表4に「読者通信」欄がある。はがきで寄せられた感想を転載したものらしい。
  • 『(図書雑誌)平田書店月報』23(12)(昭和3.9.1)4p. ※平田書店(姫路市紺屋町43)という書店が出していたPR誌。月報といいながら月2回刊。「十月号の娯楽雑誌が出初〔ママ〕めました」とて12に類別された雑誌一覧を掲ぐ。出版流通の末端で、実際に買えたものの一覧はチトめづらしいのではあるまいか。「其他の雑誌」に「ブックレヴュー」が出ているのが意外なり。ちっちゃく同雑誌の広告もある「BOOK REVIEW 日本一の新刊完全総目録即ち内務省納本月報は唯だ月刊ブックレビュー誌に見られる(定価三十銭) 発行所 図書研究会 取次所 東海堂」とぞ。 
  • 『誠文堂ニュース』(昭和2.7下旬)4p. ※大日本百科全集配本の順序変更に就いて」などのお知らせ。「湧くが如き此の歓声」という読者の声があって「雑誌キングをやめて百科全集を」買うという岡村和夫(浅草)なる人の声。
    (10下旬)「愛読者の音づれ」という読者の声には、「最新園芸講座」について、「読むに一々小刀で切って行かねばならず今日の如く生存競争の盛んな時」困るとあり、出版部から分冊形式で配本しており揃ったら「製本し直すもので」と回答。表4に新案特許6897の「伸縮自在新案・ブックカバー」の広告。
    (11下旬)※「金もうけの話」で「『小資本開業案内』といふのがその第一巻で、発刊五日にして一万部を売切って目下十版印刷中。」とある。初刷り2000部で、増刷1000部×8回で9刷分、といふことでよいかしらん。

小資本開業案内 / 倉本長治編. -- 商店界社, 1927.10

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  • 岩波文庫目録 昭和五年十一月現在』岩波HPでは「昭和3年7月」が最初とのこと。
  • 『学生図書 NO.1』(財)日本学生図書協会 1947.6.1 謄写版

もちろん天王寺にも